レジーのブログ(旧)

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話題沸騰の企画「ネットの音楽オタクが選んだ2013年の日本のアルバム」に関する雑文

司会者「前回の紅白とサカナクションについての記事のアクセスが大爆発しました」

レジー「あれなんだったんだろうね。特に波紋を呼ぶような内容でもなかったと思うんだけど」

司会者「はてブの数もかなり久々に100を越えまして」

レジー「ホッテントリ×Gunosyの破壊力すごいなあ。まあいいや。で、今回は予告通り「ネットの音楽オタクが選んだ2013年の日本のアルバム」という先日発表された画期的なランキングについてやりたいと思います」

司会者「「pitti blog」での取り組みです」

レジー「これほんとすごいよね。ネット上で発表されてる日本の音楽に関する2013年ベストをプロ・一般問わずひたすら集めて、ランキングごとにポイントを振って集計するという」

司会者「詳細な集計方法はこちらのページでご確認ください。FAQに載っていたものを抜粋します」

データ等のページに出来る限り記載していますが、基本的には僕がGoogleやtwitterを用いて検索して見つけ出した各ブロガーの年間ベスト記事からデータを集計してランキングを作成しました。洋楽込み/邦楽込み/アイドルのみ等のジャンルに関わらず、日本の音楽作品だけを抽出して集計しています。

 採点方法は基本的に一人の持ち点は最大55Pで、「1位10P、2位9P・・・10位1P」という方式で採点しています。順不同の10選は一律5Pずつ採点しています。


レジー「集めたランキングは約260とのこと。ほんと素晴らしいです。これだけ集めるとかなり信憑性のあるデータになってるんじゃないかなと思います。なかなか既存メディアだとできないもんねこういうの」

司会者「JAPANとかMUSICAみたいな「オリコンとは違う世界観」でやってる人たちも年間ベストやらないですしね」

レジー「いろいろ事情はあるにせよつまらないと常々思ってるところです」

司会者「ミュージックマガジンは毎年やってますね年間ベスト」

レジー「今年のも見たけど、日本のロック部門であまちゃんが1位だったのがなんかピンとこなかったのとJ-POP歌謡曲の方も含めてコメントの温度感がどうも自分に合わなかったので特に読み込むこともなく立ち読みで終わってしまいました」

司会者「今回はこのランキングを起点に話を進めるので、まだ見たことない方は先に見ていただいた方がいいですね」

150位-101位
100位-51位
50位-1位

レジー「そうですね。見た方も別ウィンドウで開きながら読んでもらうのがいいかも」

司会者「まずはどういう視点で話を始めますかね」

レジー「とりあえずランキング全体の傾向みたいな話を2つしたいんですけど、150枚全部で語るの大変なので一回上位50枚に絞って論を進めたいなと。まず、上位50枚の発売月についてカウントしてみました。それがこちら」

blog_jiki.jpg

司会者「四半期を追うごとに選ばれる作品数が増えますね」

レジー「年末に選ぶものだから仕方ないかなとは思うけど、上期と下期で比較すると19枚と31枚で結構差が出るね。カウントする前は12月の作品が減るのかなとか思ってけどそんなことはなかった」

司会者「この辺はリリースの分母の問題もありますから何とも言えませんね」

レジー「うん。そのあたりの深い分析はさらに誰かやってくれると嬉しいです。次に、オリコンの年間チャートとの重なりについて」

司会者「このランキングとオリコンいずれも50位以内に入った作品は以下の6作品です」

blog_chofuku.jpg

レジー「これを多いと見るか少ないと見るかってところなんですが、個人的にはまあこのくらいだろうな重なるのはっていうのが印象です。たとえば日本のロックの変曲点みたいに言われる98年、もっともCDが売れた年でもありますが、その年のオリコン年間ランキングを見たんですけど、その年にこういうランキングやったとして両方の50位以内に入りそうなものの数ってやっぱりそのくらいだと思うんですよ」

司会者「ブリグリ、ジュディマリ、Cocco、山下達郎、スピッツ、イエモンくらいですかねえ」

レジー「もうちょっと緩く見てもせいぜいプラス2作品くらいだと思うんだよね。いつの時代もどメジャーなものと「音楽好き」が支持するものの距離感ってこのくらいなのかなとか思いました。98年以上に嗜好もメディアも細分化されてる状況を考えると、今回の結果はむしろよくこれだけ重なったなって言い方の方が正しいのかもしれないです。というのがざっくりした傾向の話。ここからランキングの中身の話をしたいなと。まず、話のとっかかりにこのブログで発表した「今年の10枚+次点」との重なり具合を見てみたのがこちらになります。カッコ内が「ネットの音楽オタクが選んだ2013年の日本のアルバム」での順位です」

(18) 1位 date course/lyrical school
(109) 2位 Signed POP/秦基博
(1) 3位 LEVEL3/Perfume
(41) 4位 Cry Like a Monster/のあのわ
(97) 5位 LIFE ANEW/高橋幸宏
(59) 6位 クルミクロニクル/クルミクロニクル
(3) 7位 lost decade/tofubeats
(28) 8位 CIDER ROAD/UNISON SQUARE GARDEN
(-) 9位 Party!!!/OK?NO!!
(117) 10位 T H E/tricot

(-) 次点 CUE/9nine
(10) 次点 ダーティーサイエンス/RHYMESTER
(144) 次点 HUE CIRCLE/YeYe
(27) 次点 Melody Palette/Negicco
(8) 次点 演出家出演/パスピエ
(36) 次点 TOWN AGE/相対性理論
(23) 次点Stranger/星野源
(102) 次点 broken record/ホシナトオル


司会者「マイ年間ベストでも全体のランキングでもトップ10に入ったのはPerfumeとtofubeatsの2作品です」

レジー「まさかPerfumeが1位とはね」

司会者「予想外でしたか」

レジー「それなりに上位だろうとは思ってたけどまさか1位だとは思わなかった。やっぱりこの人たちは史上最強のアイドルですね。「Perfumeとはアイドルか」的宗教論争は置いておくとして。ただ一つだけ言っておくとすると、たまに「こんなに支持されているPerfumeをいまだにアイドルとして語るか」みたいに言われることがあるんですけど、こういう「アイドル」そのものに対する蔑視意識が内在化されてる意見は基本無視していいんじゃないかなと思ってます。あとトーフさんに関しては納得ですね」

司会者「トップ5の5枚の中で、唯一オリコンのトップ50に入っていない作品です」

レジー「この人の立ち位置を表してる感じで面白いと思う。マイ年間ベストの話に戻ると、のあのわが話題にならなかったと言いつつ意外と上の方だったなというと、秦基博はほんと無視されてるなーという印象。マジでみんな聴こうよあのアルバム」




司会者「そういう話で言うと、OK?NO!!のアルバムが唯一150位圏外でした」

レジー「まだ知名度が低いのかなあ。おすすめですよ。インタビューもしてますので読んでない方はこちらからどうぞ」

司会者「ボーカルのreddamさんはソロアルバムも先日リリースしました」



レジー「週末の朝とかのんびりしたいときに聴きたい音ですね」

司会者「reddamさんは最近吉田ヨウヘイGroupに加入したとのこと」

レジー「吉田ヨウヘイGroupのアルバムは62位に入ってたね。僕自身は悩んで選外にしてしまいましたが、すごく良いアルバムです」





司会者「62位の吉田ヨウヘイGroupの隣に、スカートが63位で並んでます」

レジー「そうですね。このランキングっていわゆるロキノンっぽいバンドと並列で特定層にとっては敷居が高いというかどこからアクセスしていいかわからないであろう「インディー系」とか「フリーダウンロード」とかそういう類の作品がバンバン入ってるから、今まで知らなかった音楽に出会うのにほんと最適だと思います」

司会者「55位のmöscow çlubや96位のmay.eはフリーで聴けます。どちらも一部では話題になった作品です」

レジー「なかなか単発で盛り上がってるのを見てもそこに手を出せなかったりもするじゃないですか。でもこういうランキングにまとまってくると改めて聴いてみるきっかけになる。年間ベストってそういう面白さがあると思うんだけど、このランキングはその究極系だよね」




司会者「なるほど。他にマイ年間ベスト絡みで言い残したことがあれば」

レジー「そうですね、僕8位に選んだユニゾンなんですけど、このランキングだとカナブーンやクリープハイプより上なんですよ」

司会者「ユニゾンが28位、カナブーンが29位、クリープハイプが47位です」

レジー「まあクリープハイプとカナブーンを並べて語ること自体どうよって感じもするけど、「みんなでサークルモッシュ!わちゃわちゃ☆」みたいな「邦ロック好き」はあんまり自分の趣味嗜好を発信する側には行ってないのかなっていうことをこの結果見て思いました。そういう人たちが「ザ・ロキノン」みたいな年間ベストいっぱい作ってたら、この2バンドもっともっと上位にいくはずだもんね。こんな感じでここまでがマイ年間ベストと全体のランキングのズレからの話でしたが、ここからはそういうの関係なくランキングをザーッと見て気になったところについてやっていきたいと思います」

12位  マキシマム ザ ホルモン『予襲復讐』
143位 ONE OK ROCK『人生×僕=』


司会者「13年においてセールス的にも頑張った日本のロックアルバムとして名前の挙がる2作ですが、このランキングではずいぶんと差が出ました」

レジー「これもさっきのユニゾンとカナブーンクリープハイプ話のところと同じ話ですね。ネットでいろいろ言いたい層にホルモンは刺さってて、ワンオクはスルーされてると。そう考えるとホルモンってすごいいいバランスで支持されてるんだなあ。ただ騒ぎたいだけみたいな人たちをおさえつつ、音楽を「語りたい」人たちからも信頼されてるんだ」

司会者「『予讐復讐』については配信もレンタルもなしという流通形態が話題になりました」

レジー「正直な話、一見さんにはきつい形だよね。ワンオクはこれ見て聴いてみるかと思いレンタルしてきたんだけど、ホルモンについてはこの先聴くことがあるのかどうか」

8位 パスピエ『演出家出演』

司会者「パスピエのアルバムがトップ10に入りました」

レジー「もうさ、これ絶対レジーのブログ効果でしょ」

司会者「そうなんですかね」

レジー「そうであってほしいって感じかな。一応ネット上ではがんばって盛り上げてきた自負はあるんだけどね。とにかくこの結果はすごくうれしいですわ。僕は次点にしてしまいましたが、これから上にいくバンドの勢いが詰まったアルバムだと思ってます。あとはさっきのホルモンの話じゃないけどファン層のバランスだよなあ」

30位 片想い『片想インダハウス』
31位 禁断の多数決『アラビアの禁断の多数決』
32位 μ's『ラブライブ! μ's Best Album Best Live! Collection』

56位 Rくん『Rくん』
57位 BRAHMAN『超克』
58位 キリンジ『Ten』
59位 クルミクロニクル『クルミクロニクル』

司会者「普通のランキングでは並ばなそうな作品が続いているところをピックアップしました」

レジー「この辺はこのランキングの醍醐味だよね。若手、ベテラン、アイドル、声優、インディー、こうやって並んでるのを見るといろんな人が言ってる「2013年の日本の音楽は豊かだった」ってのをすごく実感します」

司会者「特に気になった作品とかありますか」

レジー「とりあえず『ラブライブ!』に関しては名前だけは聞いたことありましたが何も知らないので聴いてみようかなと。この前TSUTAYA行ったらレンタル中だったんだよな。代わりにこのランキングにも入ってた豊崎愛生と竹達彩奈を借りた。前者はピンとこなかったけど後者は良かったです」

122位 UNCHAIN『Love&Groove Delivery』
139位 UNCHAIN『Orange』


司会者「カバー盤とオリジナルアルバムの両方がランクインしました」

レジー「カバー盤の話はこの記事でちらっとしましたね。『Orange』も出たときに聴いたけどそこまで盛り上がらなかったんだよなあ。どうもこのバンドは最初の印象が強すぎて」

司会者「結構好きでしたもんね」

レジー「うん。ほんとに最初の方ね」



司会者「懐かしい」

レジー「こういうバンドがしっかりアルバム出して地道に支持されてるのがシーンの分厚さにつながってくると思います。僕もできる限り若いバンドだけじゃなくて継続して聴いていきたいと思いました」

26位 BELLRING少女ハート『BedHead』
27位 Negicco『Melody Palette』
125位 東京女子流『約束』

司会者「いわゆる「楽曲派」的な人の支持を集めそうな作品です」

レジー「この順位に2013年の女子流の苦境が表れてる感じがあるよね」

司会者「2012年にこの企画があったらたぶん『Limited addiction』がベルハーやNegiccoくらいのところに入ってきてた気がします」

レジー「個人的にも『約束』はあんまりのれなかったんだよね。その後のシングル含め女子流だいじょぶか?って話はこの記事とかこの記事でもしたんですけど。次のツアーには「Royal Mirrorball Discotheque」っていう期待せずにはいられないタイトルがついてるので、今年は巻き返しを期待したいと思います。ランキング個別に関してはこんな感じですかね」

司会者「わかりました。それではぼちぼちまとめていただけますと」

レジー「改めて思うけどほんとこれ集計大変だったと思うんだよね。面白い素材を提供していただいてありがとうございましたっていう話と、これって「ジャンルを横断したメディア」っていうものの一つの理想形のような感じがしました」

司会者「様々なタイプの音楽が俎上に乗ってます」

レジー「もちろんここにもかなり偏りはあるんだろうし、たとえばボカロ作品が全然ないじゃんとかいろいろケチはつけられるんだとは思うんですよ。ただ、「オリコンはジャニーズとAKB関連で独占」「その他はジャンルごとにバラバラ」って感じで「今の時代の音楽シーン」っていう大きなかたまりの輪郭みたいなものが見えづらくなっていた時代に、「音楽を好きな人が支持している作品群はこれです」っていうものが納得性のあるデータに基づいて出てきたというのはものすごく大きいことだと思う」

司会者「なるほど」

レジー「要は日本の「オルタナティブ・チャート」ってことでいいんじゃないですかね。音楽の話をする際に「オルタナティブ」って言葉はかなり形骸化しつつあって、たとえばアジカンっぽいギターバンドは全部「オルタナティブロック」みたいなよくわからん感じになってる気もするんだけど、語義から忠実に考えると「ネットの音楽オタクが選んだ2013年の日本のアルバム」の150枚ってのが日本のポップミュージックシーンにおける「オルタナティブ」、つまりオリコンとは異なる基準によって選ばれた今の時代を代表する作品になっていると。で、そのランキングの1位がPerfumeだというのが僕としては本当に喜ばしいです。というわけで今回はこんな感じで」

司会者「わかりました。では次回はどうしますか」

レジー「おそらく久しぶりに「あの1023円で何が買えたか? -もはや誰も顧みない90sJ-POPを勝手に供養する-」をやると思います」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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