レジーのブログ(旧)

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アイドルと自意識、アイドルの自意識3 -アイドルと理論武装

レジー「早速読みましたよ、「AKB48白熱論争」」



司会者「強烈な本でしたね。特に濱野さん」

レジー「あれはキテるね。濱野さんだけでなく、4人とも掛け値なくAKBのことが好きってのが伝わってくるのが最高です。理屈をこねるのが前提じゃなくて、好きすぎて理屈をこねてしまう感じね。そして中森明夫氏のすごさがビンビン伝わってくる1冊でもある」

司会者「アイドル史がちゃんと頭に入ってるからこその凄味がありますね。あとの3人はAKBそのもののシステムとしての素晴らしさみたいな話が中心で、アイドルシーンの中でのAKBの位置づけみたいな話はあまりなかったですね」

レジー「どんどん脱線していく話ももちろん超面白かったんですが、ポップミュージックとかアイドルとかそういう括りでの分析があまりなかったのは残念でした。このメンバーでは予想できたことではありましたが」

司会者「とってつけたようにももクロの話題があったくらいで」

レジー「あれもなんかね。ただ、宇野さんのももクロ評は過不足なくて素晴らしかった」

ももクロのライブには1回だけ行きました。いわゆる「戦隊もの」のパロディーであるあたりが象徴的ですけれど、昔のサブカルの良質な継承者なんだなと。

司会者「文脈としてはそんなにポジティブではないですよね」

レジー「「昔のサブカル」って言ってるところがねえ。生臭いアイロニーのようなものを感じてるんでしょう。そしてそれはすごくわかる」

司会者「この本については改めて掘り下げたいですね。で、ちょうど同じようなタイミングでももクロが表紙になってるMARQUEEのアイドル特集号を買ったと。先日紹介したやつですね」



レジー「これを読むに至った経緯は過去のエントリーをご参照ください」

司会者「「レジーって人のブログ、アイドル大してよくわかってないのにサブカル的切り口で語っててうざいな。その点MARQUEEのアイドル特集はガチ!」という反応があったので、どれどれと読んでみたと。で、どうでしたか?フラットな視点を保ちつつも対象に入りこんでいる素晴らしい特集でしたか?」

レジー「いやー、びっくりしましたよ。これぞ「サブカル視点のアイドル特集」の極地だった。で、印象を一言でまとめてツイートしたらびっくりするくらいRTされたりふぁぼられたりした」


司会者「え?こんな感じなの?我々のブログよりも現場感があっていいみたいな話じゃなかったっけ?」

レジー「確かにメインで書いてる方は現場に行ってるみたいなんですよね。ただ、きっついのはそれについての言い訳めいたものが延々と書かれていること」

まず自分の視野を広げないと。ということで、考えるよりも先に現場突入。脳内改革に関しては、幸い自分は、音楽を表現の一手法と思っているので、そこを延長しました。ピチカートもTommyもきゃりーもやってきてるので。

アイドルと言う前にまず、“人として、表現者として”の部分でジャンルなんか取っ払ってほしいと思ってます。僕も、そこから自分の偏見を見直した。


司会者「うーん、意味が分からない」

レジー「随所にこんな感じのがあります。こういう理由づけをしないとアイドルに関われないくらいにはアイドルを下に見てるってことでしょ。ヒャダインのページでわざわざピチカートをコラム的に取り上げてるところも、「ほら、アイドルってピチカートともつながってるんだよ!実はいけてるでしょ?だから俺キモくないんだよ!」みたいなバランスのとり方が透けて見える」

司会者「ももクロに対する反応もわかりやすいですね」

「実は次の新曲の作詞・作曲、やくしまるなんです」「ガッキーーン!」表紙になりました(後々、音がももクロ×やくしまるえつこ/相対性理論、ガチ状態!と来て狂喜乱舞も)。なので特集は、ももクロ。

レジー「鳥肌が立っちゃいますね。やくしまるえつこと絡むことで「俺たちの仲間」ゾーンに入るんでしょうね。“ただの”アイドルじゃないんだぞと」

司会者「ももクロの仕掛けたトラップに清々しいくらいに引っかかってますね」

レジー「これで「ガッキーーン!」とか騒ぐなら、前書いた「ジュンジ×岸田を引っ張り出してきた新垣ガッキー結衣」を取り上げろって話ですよ。いや、実は3年前にすでに取り上げてたとしたらほんとに申し訳ないんですが。他にも、BABYMETALに対して「これを、アンディ・ウォーホールに観てほしかった!」とか、ほんとに2012年に出た雑誌?って感じ。僕が勧められた雑誌ってほんとにこれかな?と不安になりましたよ」

司会者「そもそもMARQUEEってどういうスタンスの雑誌なんですかね」

レジー「僕もよく知らなかったので編集長の方について軽くググってみたらこんなインタビューが。で、合わせて公式サイトでバックナンバーをざーっと確認しました。少なくても「商業誌」になってからは、この雑誌って「ザッツ・渋谷系!」なのね。表紙のピチカート率がずいぶん高い。コーネリアスもしょっちゅう出てくるし。カヒミカリイとかも多い。Vol.1の発行が97年だから、そういうシーンがまだかろうじて残ってた頃の感性で作ってるんだろうなと。そんな人たちからすると、アイドルを正面切って扱うのは難しいんでしょうね。図らずもこの雑誌のスタンスを象徴してしまっている一節がこれ」

それでは、「え~、アイドルゥ?(失笑)」とまだまだ疑問の方も多いかと思うので、去年11月頃まで「アイドルゥ?」と言っていた僕が、身をもって話させていただきます。

司会者「これまではアイドルを一段低いものと見てきていて、読者層もそういう類の人を想定していると」

レジー「で、最近宗旨替えしたけど、わざわざ「世間的にハイセンスとされているもの」と並べて語らないと気が済まないあたり、まだまだ差別意識が払拭できていないわけですね」

司会者「今日は発言一つ一つにずいぶん悪意がこもってる気がしますが」

レジー「いや、そんなことはないですけど。まあね、この感じすごい実感としてわかるんですよ。アイドルを馬鹿にするタイプの音楽好きって一定数いると思うんだけど、「年齢はアラフォー以降、若いころは「ギターポップ!」とか「アシッドジャズ!」とか言って渋谷で遊んでた人たち」ってプロファイルの人結構多い気がするんだよね。いまだに渋谷系的な選民意識の下に生きてる人たち」

司会者「それがほんとに世の中的な傾向なのかはわかりませんが。そういう価値観からするとアイドル=ダサいなんでしょうね」

レジー「あくまで経験談ねこの辺は。で、その手の人が持ってる差別意識はアニメとかも含めた「オタクカルチャー全般」に広がってるんですよね。中身知らずに「アニオタキモww」とか言っちゃう感じ。今やそういうこと言ってるあなたがキモいんですよ、って話ですね」

司会者「(今日はいつも以上に激烈だな・・・)なるほど。でもアニソンって聴いてみると渋谷系っぽい音たまにありますよね。爽快ギターポップ的な」

レジー「そうなんですよね。僕はアニメに関しては100%門外漢で、とりあえずエヴァはわかる、ハルヒも一応見た、あとはけいおん!、あの花、まどマギ、みたいな超超超ミーハーなんですが。ふとしたときにYouTubeで最近のアニソン聴いたりすると、「ん?初期カーディガンズ?」みたいな音に割と出くわすんですよね。そんなことを考えるきっかけになったのはこの曲」



司会者「完全に「Rise&Shine」じゃないですか」



レジー「ね。キラキラしてて、疾走感があって、でもちょっと切ない。過不足なく往時の渋谷系サウンド。原田知世がリリースしてもおかしくないくらい。そもそもこの「パズル」、ROUND TABLEの曲だからね。渋谷系の終わり際に出てきた人たちが作ってるアニソンなんですね」

司会者「アニメに関与ないのにどこで知ったんですかこの曲」

レジー「僕が知ったのはYouTubeで見つけたゆきりん写真をまとめた動画でした。もう削除されちゃったけど」

司会者「そんなのあったんですね」

レジー「あれ見て決定的にゆきりん推しになったと言っても過言ではないね。あとこれはネタなのか何なのかよく知らないんだけど「箱根駅伝の「山の神」でお馴染みの柏原竜二さんが大好き」らしいこのアニソンも小西康陽かって感じ」



司会者「鍵盤やホーンの音使いとかいいですね」

レジー「この「シ抜き」の話ってのも初めて知ったけどすごいね。意外な音楽的な仕掛けもあると」

司会者「一番すごいのは気がついた人ですね。あれ、何かいつの間に大して詳しくもないアニソンの話になってますけど、これどうまとめますか?」

レジー「僕が言いたかったのは2つあって、まず1つは月並みな言い方ですけど「ラべリングして音楽に触れることの愚かさ」ってことです」

司会者「はい」

レジー「さっき「オタクカルチャーを馬鹿にしていまだ渋谷系的なものを礼賛する人々」って例を出したけど、こういう人たちが蔑視の対象としてる「オタクカルチャー」ってのもふたを開けると彼らが好きで好きでたまらない要素で満ちてるわけで。こういうミスマッチはいろんなところで起きてるはずなので、その手の溝は埋まっていったらいいなと思います」

司会者「そのスタンスで言うと、今回散々いじったMARQUEEは「溝を埋める」ための役割を果たそうとしてる好例なんじゃないですか?」

レジー「いや、ああいう余計な理論武装が入ってくると、結局は「蔑視の構造」を温存することになるからね。「アイドルと言う前にまず、“人として、表現者として”の部分で」なんてエクスキューズは不要で、ほんとにいいと思ってるなら「アイドルは素晴らしい!」って言い切る覚悟が必要なんだと思いますよ。理屈を語るのはあくまでもその次。そういう態度こそが、当該ジャンル・カルチャーに対するリスペクトの姿勢だと思います。誤解しないでいただきたいのは、理屈を語ること自体は良いと思うし必要だと思うんですよ。このブログなんてその最たるもんだしね。理屈を語るときのスタンスの問題です。僕もAKB本の4人を見習わなきゃなと」

司会者「なるほど」

レジー「で、2つ目は、「渋谷系」と「オタクカルチャー」が音楽面で期せずして接近してることについて。アニソン素人の僕が簡単にああいう音の楽曲を2つも見つけられたんだから、きっともっとあるんでしょう。詳しい人ぜひ教えてください。で、これはアニソンではありませんが、直近でそんな動きに関するすごくわかりやすいサンプルが出ました」



司会者「初音ミク×渋谷系と。一見するとミスマッチな感じもしますが。それこそ「渋谷系好きおじさんおばさん」は「キモオタに冒涜された!」みたいな反応をしてるのかも」

レジー「そういう人もいるかもしれませんね。ただ、この組み合わせはある種必然だなと思います。で、こういう発想でやれる展開っていろいろあるなあとも感じてます。次回はそんな話をしたいなと」

司会者「わかりました。できるだけ早めの更新を期待しています」
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