レジーのブログ(旧)

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パスピエのこと「ポスト相対性理論」っていうな

レジー「最近iTunes Uを使い始めました」

司会者「いろんな大学の授業が無料で聴けるんですよね。東大のサンデルの講義とか」

レジー「これほんと便利だな。こういうのあったらそりゃコンテンツにお金払わなくなるよね」

司会者「何か面白いものはありましたか」

レジー「僕中沢新一が好きなので、多摩美の講義をちょっとずつ聴いてます。特に細野晴臣と対談してる「これからはじまる音楽のために」ってのが素晴らしかった」

司会者「こんなの大学で聞けるなんて多摩美の学生幸せですよね」

レジー「ほんとそう思う。で、ここでは細野さんがYMOを始めるに至るまでの話なんかをしてるんだけど、その中でとても興味深いくだりがありました」

中沢「最初あれ横尾さん(横尾忠則)も入るっていう話だった」

細野「そうなんですよ。インドの影響が強いですからね。横尾さん第4のメンバーどうですかと」

中沢「楽器は何をやるんですか?」

細野「楽器はやらないですよ」

中沢「立ってればいいんですか」

細野「そうそう」

中沢「あー。僕も誘われたもんね」

細野「そうなんです、誰でもいいんです。YMOってのはもともと匿名性を重んじようと思って。あんなに顔が出ると思わなかったんですよ。3人とも無名でしたからね世の中では。だからYMOってのは記号化して、誰がいてもいいんじゃないかと。で、疲れたら交代したりね。誰でもいいんですよほんとは」

中沢「それはかっこいいコンセプトだったわけですね」

細野「だったんです。すごいいいアイディアだったんですけど、顔が売れちゃうとそれができなくなっちゃった」

司会者「ほー」

レジー「もしかしたらYMOにピエール瀧枠があったかもしれなかったんですね」

司会者「そんなに時代の先を行ってたのかあの人たちは」

レジー「この「匿名性」ってのも何気に最近のシーンのキーワードだよね」

司会者「メンバーの顔が見えない感じ。さよならポニーテールとかまさにそれですね」

レジー「あのバンド、バンドって言っていいかも微妙だけどあの人らは文字通り匿名性を売りにしてるよね。音としては結構好きです。あとは最近だと禁断の多数決とかか。正直このバンドはよく知らんのだが。まあなんか気にはなる」



司会者「相対性理論以降の動きですよね」

レジー「何となくの新世代感というか」

司会者「「インターネット時代の感性」とか言われちゃう感じですよね」

レジー「そうそう。クイックジャパンとか今は亡きスタジオボイスとかが好きそうな」

司会者「なんかわちゃわちゃありますよね」

レジー「相対性理論直系だとタルトタタンとか。あとは宇宙人」

司会者「パスピエもこの流れで括られることが多いですね」

レジー「そうですね。ただ、個人的にはパスピエをこの文脈に入れるのはどうかなと思うんですよ。去年から何度もライブに行ってる身としては」

司会者「実は今一番追っかけてるバンドなんじゃないですか。いつからそんな好きなんですか」

レジー「これはちょうど1年前ですね、去年の10月に渋谷のタワレコの試聴機で「わたし開花したわ」を見つけまして。何の気なしに聴いたらこりゃすげえなと。即買いして、11月に下北沢のベースメントバーでライブ見ました」

  

司会者「この頃から「ポスト相対性理論」的なことを言われてましたね」

レジー「「アフター神聖かまってちゃん、ポスト相対性理論」とかね。意味不明です」

司会者「誰がつけたんですかねえ」

レジー「かまってちゃんは置いといて、相対性理論と比べられるのはまあわかります。女性ボーカルのギターバンドで、顔出ししてなくて佇まいが謎な感じとかね。でも音は結構違うと思うんですよね。パスピエの方がずっとエモーショナルですよ。お洒落に見えて、実は「クール」よりも「熱い」の方が形容詞として合う気がする」

司会者「この手のバンドでたまに見られる「雰囲気で煙に巻いてる感じ」はないですよね」

レジー「そうですね。情報量多いけど、やってることはど直球のポップスだと思います。相対性理論よりもピチカートの方が近いんじゃないかとか思う」

司会者「コンポーザーの成田ハネダさんは確かピチカート好きですよね」

レジー「そうそう。聴いたことない方はぜひ聴いてもらいたいんですけど、たとえばこの「最終電車」、センチメンタルな音の中で鍵盤が暴れていく感じは「メッセージ・ソング」とつながってるように感じます。マジで素晴らしい」





司会者「超名曲ですね」

レジー「あと2カ月で何もなければ今年のマイナンバーワンソングですね。それから、ネットに音源ないんですが「真夜中のランデブー」って曲は「大都会交響楽」を思わせますね。僕この2曲にYUKIの「ランデブー」を加えた3曲のセットリストを作ってます」

司会者「顔が見えないミステリアスなバンドみたいに言われてる割には音は相当記名性高いですね」

レジー「そういう印象はライブ見るとますます強まりますよ。10/8に新宿レッドクロスで見てきたんですが」

司会者「今年何回目ですか」

レジー「1月の渋谷WOMB、4月の下北沢GARDEN、6月のタワレコインストア、10月の新宿レッドクロスと4回目ですね。これだけ見てるとまあセットリストもいつも通りだよねっていう感想にはなるんですが、いつも通り素晴らしいと」

1.チャイナタウン
2.デモクラシークレット
3.トリップ
4.トロイメライ
5.気象予報士の憂鬱
6.最終電車
7.電波ジャック


司会者「どれも良かったですが、アタマ2曲かっこよかったですね。インプロっぽくつないで」





レジー「そうですね。このバンドほんとテクニックあるんですよ。職人技って言葉がぴったりです。で、ボーカルのなっちゃんが華やかな一方でバックの男4人がぱっとしないのがまた良い」

司会者「さらっと失礼なこと言ってませんか」

レジー「いやこれほんとに褒め言葉ですよ。淡々とかつしっかりとポップな音を出してる感じが伝わる外見です。超かっこいい」

司会者「技量は高いですがそれに溺れることなく、結構フィジカルなステージをやりますよね。それにつられてお客さんもかなり盛り上がってました」

レジー「結構あのノリはびっくりしました。お客さんの質も変わってるね。拡大してきてるのがわかる」

司会者「具体的には」

レジー「初めて下北で見た時は「どれどれ」っていうムードがフロアにあったんですよね。これは僕も含めてなんですけど、品定め的なね。で、それに対してバンド側も警戒心を持って挑んでたと思います。それが6月のレコ発のときは、タワレコでやってたってこともあってお客さん全体が「待ってました!」って感じでした」

司会者「初めて姿を見る人たちも多かったでしょうし」

レジー「そうですね。バンド側もずいぶんオープンな感じで。で、それが今回は、まだ人数は多くないけど「ちゃんとしたファンのいるバンド」になってたんですよ。バンド側もステージから煽るし、客もそれに応えると。だいぶ関係性ができてきたんだなと」

司会者「なるほど」

レジー「オイオイコールが出たり、「邦楽ロックファン」もある程度取り込んできてるんだろうなあとも思いました。ああいう雰囲気になると、実はパスピエの曲がライブを意識して作られてるのが際立ちますね。サビで盛り上げて、2番Aメロでバックの音を減らして手拍子誘発、そこからBメロで再加速してサビでもうひと山、みたいな「シンプルだけど確実に盛り上がる仕組み」を手堅く使ってると。CDだけだとわかりづらいバンドの本質がライブでよく見える」

司会者「ポップなだけじゃなくてちゃんと身体性を伴っていると」

レジー「そうそう。線の細い文化系バンドだと思ったら大間違いですよ」

司会者「わかりました。そろそろ終わりたいと思うのですが、この先どうなりますかねパスピエは」

レジー「そうですね、希望もこめてですがまだまだいくと思いますよ。このバンドには「サブカル野郎/女子の慰めものになる気はない」っていう気概がありますから」

司会者「こんなこと言ってますね

──では、ニューアルバム「ONOMIMONO」について。メジャーレーベルからのリリースになりますが、そのことは意識してましたか?

成田 そうですね。バンドを組んだときから、ずっとメジャーデビューしたいと思っていたので。自分に対する自信だけはずっと持ってたんですよ。パスピエで大きなことをやりたいと思っていたし、そのためにはやはりメジャーレーベルがいいな、と。なるべくたくさんの人と関わって、いろんな企画が生まれて、そこから次の作品につながっていく。そういうことがやりたかったんですよね。

大胡田 それはずっと言ってましたね。「趣味で続ける気はない。とにかくメジャーデビューするんだ」って。

レジー「素晴らしい。相対性理論系の音で不思議ちゃん気取って特定層の支持を得るってのは、ある程度の才能のある人なら簡単なんだと思うんですよ。でもこの人たちはそれをやる気はない。そういうスタンスがある限り、もっとファン層は拡大すると思います。まあでもちょっとやり方は変えた方がいいかもね」

司会者「どの辺でしょうか」

レジー「たとえば、今は顔出しせず活動してるけど、ほんとにメジャーを目指すならそれを貫き通すには限界があるかもしれない。多少誤解を孕むことになっても、顔出ししてなっちゃんがポップアイコン的な役割を引き受ける必要があると思うんですよね」

司会者「現状顔出ししてないのは、顔出すと「かわいい女の子」的な切り口でも露出が増えて面倒になるみたいな読みもあるんですかね」

レジー「わかんないけど、そういう側面もあると思うんだよね。でもそんなのも含めて大きくなるのがほんとにすごいバンドだから」

司会者「「きゃりーぱみゅぱみゅもお気に入り」みたいな情報もうまく使いたいですね。原宿のイベントにも出たりしてるし」

レジー「そうなんですよ。ファンションと音楽の両面でカルチャーの中心になれる素質を備えてるバンドだと思うので、閉じた世界での動きではなくて、より開かれたポップフィールドで戦ってほしいなあと思います。期待してます」

司会者「わかりました。では次回はどうしましょうか」

レジー「そうですね、8日のレッドクロスで対バンしてたのがBiSだったんですが、これが本当にすごかった。今度の土曜日にAXで東京女子流とかLinQとか見るので、それと絡めてアイドルの話しようかな。いつも通り予定は未定ということで」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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