レジーのブログ(旧)

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アイドルと自意識、アイドルの自意識4 - 「現場」主義の功罪

司会者「先日のパスピエに関するエントリーの更新告知ツイートが、ベースの露崎さんからふぁぼられてました」

レジー「いやーびっくりしました。特に読んでくださいってやってないのに。バンド名で検索したんだろうか」

司会者「ディスってなくて良かったですね」

レジー「パスピエに関してはディスることとかないからね。あのエントリーはラブレターみたいなもんなので、読んでもらって嬉しいです」

司会者「誰がどこで読んでいるのかわかりませんね」

レジー「そうですね。この「表明した意見が称賛・ディス問わず当人まで飛んでいく感じ」はネットならではですね。こういう状況になって生まれたものもあれば失われたものもあると思いますが。赤狩りみたいなことしてる有名ミュージシャンもいるしね」

司会者「それ以上言うと問題になるのでやめてください。で、今日はどうしますか」

レジー「この前はパスピエが出たライブについて書きましたが、そのライブにアイドルが出ていたのでその辺の話からしようかと思います」

司会者「BiSですね」

レジー「噂というか周辺情報ばかりが入ってくる人たちで音源もちゃんと聴いたことないんですが、初めて見ました」

司会者「PVで裸になるとかすごいですね。アイドルなのに」



レジー「この日のライブも前日から24時間マラソンして会場に現れたそうで」

司会者「ちょっと意味が分からないですね」

レジー「その辺の経緯やその後のイベントについてはこちらのサイトに詳しく載ってるので興味ある方はご参照ください」

司会者「ライブ自体はどうでしたか」

レジー「いやーいろいろと面白かったですよ。マラソンとか裸とかそういうギミック的なものも含めて、何か「今の時代のアイドル像」ってのが凝縮されてる感じがした」

司会者「ほう」

レジー「まず前提として、パフォーマンスがちゃんとしてますね。踊りもすごくダイナミックで。「アイドルは歌も踊りも下手」みたいな認識っていまだにあると思うけど、全然そんなことない。で、縦ノリの曲でフロアをどんどん上げてくと」

司会者「ロック的な意匠が使われていますよね」

レジー「そうね。ツーバスがドコドコ鳴ってたり。trfのバンドアレンジカバーとか。お客さんもそれに煽られて超盛り上がる。パンクのライブかってくらいにみんな汗だくに」

司会者「あの一体感はすごかったですね」

レジー「人工的じゃなく盛り上がってるよね。グラスステージでしょっちゅう見られる「体は動かず機械的に手だけあげてる」みたいなのが一切ない。あと、メンバー紹介のときに客がみんな座って後ろの方まで見えるようにしてたんですよ」

司会者「そんな秩序があるんですか」

レジー「あれはびっくりしたね。で、この人たちはある種「色もの」的に扱われてるけど、実際にステージを見てみると一定の「品」みたいなものが感じられました」

司会者「言うほどヨゴレじゃないんですね」

レジー「その辺のバランスは上手だなあと思った。それで言うと、この前フジテレビでやってた「アイドルすかんぴん2」ってドキュメンタリーを見たんだけど、あれに出てた子たちはきつかった」

司会者「遅刻を繰り返すとか、そもそもの論外感がありました。ちなみにこれネットに動画あるので、興味ある人はググってみてください」

レジー「なんか「茶髪が行き過ぎて汚い感じになっちゃってるギャル」とかそういう感じだったよね。たぶんアイドルとして売れるには、ヤンキーもしくはギャル的なテイストを取り入れるにしても、「ベースになる小奇麗さ」がないとダメなんだろうなと。顔の可愛さ以前の清潔感というかね。ともちんだってそこは外してないでしょう」

司会者「ちょっと話それてますけど」

レジー「何が言いたいかというと、BiSは一歩間違えればただのヨゴレアイドルでどん引きされると思うんですけど、そうならないようにメンバー構成とかでいいバランスをとっていると。で、そういう「グループとしての品・清潔感」みたいなものはどんなコンセプトでも必要条件だなあといろいろアイドルが出るイベントを見て改めて思ったわけです」

司会者「10/13にAXで行われた「@JAM the Field アイドルコレクション vol.2」ですね。シークレットも含めて8組のアイドルが出ました。出演順に挙げときましょうか」

CANDY GO!GO!
アップアップガールズ(仮)
ひめキュンフルーツ缶
Dorothy Little Happy
アフィリア・サーガ・イースト
でんぱ組.inc
LinQ
東京女子流


レジー「僕は女子流以外初見でした。ただ、女子流も野音の立ち見席で見たから、顔とかちゃんと見たのは初めてって言っていいかも」

司会者「AXそこそこでかいですけど、顔が確認できるくらいの場所で見たんですか」

レジー「最初は後ろで全体が見えればって思ってたんですが、途中で「これは前方で見ないと醍醐味がわからないのでは?」と思って、途中からかなり前の方に行ったんですよ。最近はライブハウスでも遠巻きに見ることが多いから、かなり久々にモッシュに巻き込まれた」

司会者「モッシュとかあるんですか。アイドルのライブで」

レジー「ありますよ。すし詰め状態で。ダイブじゃないけど、特定ファンが「人の上」に登って掛け声だしたり」

司会者「オタ芸とかそういうやつもあるんですか」

レジー「MIXってのはあったね。イントロとかでコールするやつ。隣でやられてびっくりしたけどそんなに不快ではなかったな」

司会者「そうなんですか。フェスでそういう感じで騒いでる人たち毛嫌いするのに」

レジー「騒いでるって意味では同じだけど、印象は結構違ったんだよね。昨日の人たちは「アーティストを応援したい!」ってモチベーションでやってるように見えました。たぶんライブの後周囲に「いや―俺MIXやっちゃったよ」とか言わないと思うんですよ彼らは。フェスだと「お前facebookに「サークルモッシュしちゃった!」って書きたいだけだろ」みたいな人を見かけるからね。まあ偏見ですけど」

司会者「偏見の部分とそうでない部分があると思います。何か参加したんですかそれ系のやつに」

レジー「よくわかんないから眺めてるだけだったけど、とりあえずドロシーの「デモサヨナラ」の「好きよ」「俺も!」は言ってみた。楽しかったです。で、さっきのメンバー紹介の時座るって話と似てるんだけど、転換時にさっきまでやってたグループのファンが前方スペースから下がっていくときに周りの人は「おつかれさまです」って声を掛ける人がいるのねアイドルファンは」

司会者「へえ」

レジー「最初会場スタッフかと思ったら違った。あれは面白かった」

司会者「フロア側ではなくてステージ上はどうでしたか。そんなに前で見たら発見もあったでしょう」

レジー「まずはさっき言った「品」とか「清潔感」みたいなのはどのグループもクリアしてますよね。さすがこういう舞台に出てくる人たちは違う。で、とりあえず女子流の未夢ちゃん超タイプだった」

司会者「リーダーの山邊未夢ちゃん」

レジー「地味っちゃ地味だけど、アー写よりもいい感じに大人っぽかった。でんぱ組の最上もがさんもすごく華があったね。あとひめキュンにも1人すごい可愛い子がいた気がする」

司会者「(顔の話ばっかりだな・・・)パフォーマンスというか音楽面はどうでしたか」

レジー「そうですね、BiSと同様どのグループも動きとかしっかりしててこちらとしてはすごく高揚しました。ただ一つ気になったのが、約4時間半のイベントでバラードが一曲もなかったんですよ」

司会者「一曲もないんですか」

レジー「はい。ドロシーみたいにミディアムっぽい曲やったり女子流のように横ノリでグルーヴを出す人たちもいましたが、基本的には縦ノリ縦ノリ。特に最初の3つのグループは顕著だったと思う」

司会者「まだ「現場」での活動がメインのグループと言ってしまっていいんですかね」

レジー「違ってたら指摘していただきたいんですが、おそらくそうですね。CANDY GO!GO!の1曲目がけいおん!の曲の「Don’t say “lazy”」でいきなり飛び道具かよってびっくりしたんだけど、間奏に入ったら早速オイオイコールを煽るわけですよ」

司会者「盛り上がらないはずがない」

レジー「アタマをそういうネタで盛り上げるのはいいんですが、その後グループが変わってもしばらくそういう感じだったんですよね。フロアはずーっと沸いてたけど、個人的にはちょっと疲れた」

司会者「とにかく「盛り上げる」ことに特化してやってるんですかね」

レジー「たぶんね。いやらしい言い方をすると、そうやって一体感を作って、興奮状態の中で握手会に雪崩れこんで財布のひもを緩ませるってのがビジネスモデルなんだと思うんですよね。ステージ上にいるのはちゃんと踊れて一定水準以上でかわいい女の子たちなわけで、効果は抜群ですよ。「現場」での戦い方としては間違ってないと思う」

司会者「うーん」

レジー「でもなんかそれってサステナブルなやり方じゃない気がするんだよなあ。ファンの人たちも「盛り上がりたい!」「汗かきたい!」って欲求が少なからずあると思うんだけど、アイドル側がそれを追認してるだけだといずれは「交換可能な存在」になっちゃうんじゃないかと思いました」

司会者「短期的に刈り取るビジネスとして割り切ってるんですかね」

レジー「そういう側面はあると思う。さっき紹介した「アイドルすかんぴん2」でもこんなやり取りがありました」

事務所社長「言っとくけどそんな時間ないからな。何歳になった今年」

アイドル「二十歳です」

事務所社長「二十歳?・・・もう今の芸能界の旬は過ぎちゃってるで。二十歳っつったらな」


司会者「二十歳で旬が過ぎてるとか、スポーツ選手の選手生命よりシビアかも」

レジー「ほんとそうですね。こういうの見ると、宇多丸が言ってる「アイドルは法律で禁止するべき」ってのもさもありなんと思ってしまいますね」

司会者「確かに。長くなってきたのでそろそろまとめたいのですが、世間的にはアイドルブームなんて言われてますけど、実際に「現場」と呼ばれるところに行ってみてどう思いましたか」

レジー「すごく思ったのは、今の状況って「芸能の裾野は広がってるけど、音楽の裾野が広がってるわけではない」ってことですね。以前書いたこの内容はちょっと認識を変えないといけないなあと」

今言ったようにギターバンドが「対フェス」という観点から同質化が進んでいるとした場合、アイドルシーンは「対AKB」という観点から各グループが明確な差別化を図ることで多様性が増していってると思うんですよね。

司会者「この「多様性を増していってる」ってのは限られた一部分の話でしかないと」

レジー「結局アイドルもメジャーレーベルがバックについてる人たちを除いては、「対“現場”」という観点で同質化が進んでると言えるんじゃないかなと思いました。だからこそ、「縦ノリ至上主義」と決別してトライしてる人たちのすごさが際立つわけですが」

司会者「今回で言うとドロシーとか女子流とかですかね」

レジー「あとはトマパイね。あれだけ音にこだわって、かつ踊りも別にうまくない、みたいなスタンスを貫けるのはすさまじいことなんだなあと実感しました。というわけで、結論は「トマパイ最高!」ということで」

司会者「このパターン見たことあるな。まあいいですけど」

レジー「今回のエントリーはすごく少ないサンプルを基に書いてるので、もっといろいろ見てる人からすると違和感あるかもしれないな。その辺はぜひご指摘ください。次回ももうちょっとアイドルについて書くかも」

司会者「わかりました。できるだけ早めの更新を期待しています」
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