レジーのブログ(旧)

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「変わらないゆえに変わらない」トライセラトップスの場合

レジー「この前地元の中華料理屋行ったら90年代の洋楽が延々と流れていました」

司会者「たまにそういう店ありますよね」

レジー「確認できたのはジャネットジャクソン、ローリンヒル、スピーチ、レニークラビッツ、シンプリーレッド、ウィルスミスあたり」

司会者「超懐かしいですね」

レジー「あの当時中学生か高校生だけど、結構洋楽聴いてたんだよなあと改めて思いました」

司会者「今もやってるJ-WAVEのクリスペプラーの番組を毎週聴いてましたね」

レジー「うん。当時はほとんど外国の曲で、邦楽がトップ10に入るだけで大騒ぎだったんだけど。最近は日本の曲が普通に1位とってるよね。あとはビルボードチャートをカウントダウンTV方式でやってる番組がTVKにあって毎週見てた。それとBEAT UKか」

司会者「フジテレビの深夜ですね。今とは洋楽に対する接し方がだいぶ違いますねえ」

レジー「どっかで急に聴かなくなったんだよね。これについても重大な問題なので改めて考えてみたいんですが。僕の場合は「昔聴いてて今聴かない」だけど、最近は「そもそも聴いたことない」って人がすごい多いよね。音楽詳しい人でも」

司会者「確かに邦ロック特化型が多い気がします」

レジー「シーンの状況がいろいろ変わった結果だろうから、丁寧にやらないといけないところですな。で、そのときおお!と思ったんだけど、レニクラの「Rock and Roll is Dead」のイントロのリフって、ツェッペリンの「Heartbreaker」と同じなのね」





司会者「ほんとだ」

レジー「「Heartbreaker」は高校の同級生がコピーしてたんだけど当時は全然知らなかった。で、なんでこういう話をしたかというとですね、この前BSフジでやってたトライセラのライブを見たんですけど」

司会者「15周年の野音公演ですね。映画館でもやったみたいで」

レジー「映画は結局行けなくて残念でした。その中で「ROCK MUSIC」をやってて、途中に洋楽クラシックメドレーを挟んでたんですよ。なんか「リフの博覧会」みたいな感じだったね。凄まじかった」

司会者「曲目としてはこんなでしたね」

Day Tripper/The Beatles
(I Can't Get No) Satisfaction/The Rolling Stones
Superstition/Stevie Wonder
Walk This Way/Aerosmith
Bohemian Rhapsody/Queen


レジー「これほんとすごかった。「ROCK MUSIC」っていうタイトルの曲に自分たちのルーツを挟み込むっていうセンスが素敵。トライセラは全員激ウマだけど、やっぱ和田唱は華がありすぎるね。歌もギターもうまいし。スターオーラが」

司会者「絶対にステージで一番目立っちゃうタイプですね」

レジー「フロントマンでしかありえないね。くるりのギターとしては絶対に加入できない」

司会者「どっちがセンターかわからなくなります」

レジー「古き良き10番タイプだね。いろんな役割を求めるよりもとにかく真ん中でボール持ったら仕事してくれ、っていうね」

司会者「わかりづらいサッカー例えだな。基本的にトライセラは一貫して「リフ」を中心に置いて楽曲を作ってますよね」

レジー「そうね。実は僕01年の「KING OF THE JUNGLE」でリアルタイムで聴くのを一旦放棄しちゃってるんですよ。だからずーっとそうだったかははっきり知らないんだけど」

司会者「今回のライブでも、セカンドアルバムに入ってる「MIRROR」が違和感なく演奏されてました」

レジー「あれも高校生の時よりもかっこよく感じたな。基本的に彼らのベースにあるのは60年代・70年代の洋楽だから、そこに忠実に音を鳴らし続けてるんだよね。前回書いたチャットモンチーやくるりとは違って、とにかく変わらないってのがトライセラの強みだなあと」

司会者「さっき01年で聴かなくなったって話でしたが、トライセラとの距離感はどんな感じなんですか」

レジー「97年、当時高校1年生のときに「Raspberry」に出会って大興奮したのが最初でした。てかwiki見て「佐野元春に絶賛された」ってエピソード久しぶりに思い出したよ。ソングライターズ出ないかな」

司会者「あの曲はもはやロッククラシックですね。バンドでもコピーしてたじゃないですか」

レジー「そう!やってたやってた。僕のバンド5人だったんですけど、その曲だけ3人編成にして」

司会者「じゃあギター弾きながら歌ったんですか」

レジー「今考えるとマジで無謀な挑戦だった。ソロも弾いたからね。若さゆえにできたことだと思う。普段はコードしか弾いてなかったからなかなかしんどかった。あと別のバンドで「Silly Scandals」もやりました。これは4人で」



司会者「このライブ映像超かっこいいな」

レジー「やばいね」

司会者「で、さっきも言ってましたが01年くらいで1回離れると」

レジー「なんか気がついたら聴かなくなってたんだけど何でだろう。まあでも改めてリリースした曲を一覧で見たけどこのあたりからちょっとピンとこなくなってるね。04年10月に出た「Jewel」聴いたときに自分の好きなトライセラが帰ってきた感はあったんだけど長続きしなかったな。ただ、フェスとかで見ると毎回圧倒的にすごくてびびってた記憶がある。印象としては07年くらいからすごさが増した感じがするんだよね。昔はここまで神々しくなかったと思う」

司会者「続けて、とにかく続けて、その結果そういう境地に来たんですかね」

レジー「そうかもね。メンバーも変わらない、やってる音楽も変わらない、これって結構難しいことだと思うんですよ。やってる方が聴いてる方より先に飽きちゃうなんてこともあるだろうし。そういう状態に陥らずにやり続けてきた結果、唯一無二のバンドになったと」

司会者「似てるバンドもいないしね」

レジー「たぶん「いない」というより「できない」んだろうね。トライセラのフォロワーっていないよねって話をこの前ちょうどしてたんだけど、なりたくても無理なんだろうという結論に落ち着きました。気軽に真似できるものじゃないというか。テクニックも音楽的素養もどっちもないと、パクリにすらならない」

司会者「そうなると、やってること変わらないのに何で一時的にブレイクしたのか気になりますね」

レジー「確かに。「GOING TO THE MOON」ってオリコン5位だもんね。すごいな」

司会者「99年のポカリのCMソングだったんですよね」



レジー「後藤理沙かわいい。なんかこういう超メジャー資本が作る場所にトライセラが鳴ってるのは今見ると妙に新鮮」

司会者「90年代末で、まだ「CMソングから売れる」って仕組みがワークしてたんですよね。同じ年にポカリのCMで使われてるのセンチメンタルバスだし」

レジー「うん。あとはちょうどドラゴンアッシュがブレイクしたころで、バインもチャート上位に入ってたり、何となくその世代のロックバンドへの期待感があったんだろうね」

司会者「トライセラも含めて3つともデビューは97年です」

レジー「くるり、スーパーカー、ナンバーガールの98年組がオリコンとは異なる力学で支持を獲得していった感じとは雰囲気が違うのが面白いな。 一度ブログに書いたけど、97年だとまだ「ポストミスチル/スピッツ」的な空気の余波があったからその関係もあるだろうね。音楽性は何であれバンドだと「金になるかも」って見られてて、それが結果的にメインストリームとの距離を近づけてたなんてこともあるのかな。そう考えると同じ97年組でもソロの中村一義が表に出てこなかったのも説明がつくし」

司会者「なるほど。ただ、トライセラに関しては結局この曲以外お茶の間ヒットはなかったから下手すると「一発屋」的な扱いになりますよね」

レジー「ほんと心外だけど仕方ないわな。人によってはウルフルズだって一発屋だし」

司会者「なんでヒットが続かなかったんですかね。それにいわゆるロックジャーナリズムにおける位置づけも早々に後退してた気がするし」

レジー「うーん。難しいなあ。ヒット曲については運というかタイミング、後者の話は他に語るべきバンドが増えただけってことのような気もするけど」

司会者「もう一掘りないですか」

レジー「そうねえ。彼らのリフ主体の音楽性ってのは関係あるかもね。ちょうど90年代終わりからゼロ年代にかけて、若者の聴くロックって「メロコアががーっとはやってそこからエルレにいって」って流れと「バンプからアジカンに至る90年代以降のオルタナ直系の音」みたいな話に集約されてったと思うんだよね。パワーコード一辺倒というか。いまだにその世界でしか表現活動をしていないバンドも大量にあるわけで」

司会者「その辺りのバンド群をJAPANが煽って商売にしてるわけですよね」

レジー「うん。そんなシーンの中で立ち位置が難しくなっていった部分はあると思う。で、そのJAPANを始めとするロックジャーナリズムはそういうマンネリした状況を打破するために「事件」を起こします」

司会者「革命だ!金字塔だ!って毎月言うって話か」

レジー「その手法をとるためにはソングライターがトラウマを持ってるとかそれが歌詞に反映されてるとかそういうのすごい大事になるわけだけど、和田唱その手の話と無縁っぽいしね」

司会者「和田誠と平野レミの息子だしなあ」

レジー「20000字インタビュー読んだけど、親が有名人ゆえのコンプレックスみたいな話も別になかったと思う」

司会者「そこはワンオクとは違いますね」

レジー「そうね。やってることもハイクオリティであるがゆえに変わらない、「物語」を稼働させるネタになる話も特にない、そうなると当然取り上げられなくなると」

司会者「なんか不健全ですよねえ。道を究めているがゆえに日が当たらないというか。そういうバンドの在り様を的確に伝えることがジャーナリズムの重要な役割だと思うんですが」

レジー「ほんとそう思うんだけど、構造的にそれができなくなってるんだろうなあ。次回はそんなことに関連する話ができればと考えてます」

司会者「なるほど。では終わる前にトライセラの話で何か言い残したことがあれば」

レジー「そうですね。いまや大して熱心なファンでもない僕が言うのもなんなんですが、間違いなく円熟期に入りつつあると思うんですよトライセラは。だからでかいステージで見たい。ロッキングオンはこれまで不当に扱ってきたお詫びとして、グラスステージに出してほしいですね。全然問題なくやっちゃうから」

司会者「01年に1回やってますしね」

レジー「あの時もかっこよかったなあ。今ならもっとすごいと思います。そんな感じで、次回は事件が起きないバンドが虐げられる問題について。たぶん短編になる気がするな。予定は未定です」

司会者「わかりました。できるだけ早めの更新を期待しています」
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