レジーのブログ(旧)

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私の音楽的初体験、ついでに「若手論壇」と「音楽」の距離感について(文化系トークラジオLife感想戦)

レジー「「文化系トークラジオLife」の先月分「うれしはずかし文化的初体験」のポッドキャスト全部聞き終わりました」

司会者「先日の記事でメールが読まれた旨紹介していた番組ですね」

レジー「31にしてまさに文化的初体験をしてしまったわけです。中学生の時ですらラジオに投稿なんてしてなかったのに」

司会者「Lifeはいつから聞いてるんですか」

レジー「えーっと、いつだったかしら。2010年の文化系大忘年会を11年の後半に聞いたのが初めだったような。きっかけは忘れましたが、そのくらいの時期から過去アーカイブをさかのぼりつつ毎月のも聞いてます。日曜深夜の放送なので基本的にはポッドキャストで追いかける感じですが」

司会者「ここ2年くらいで現代思想というか若手論壇系の本の読書量が飛躍的に増えたのと関係してますよね」

レジー「そうね。転職して周りに本読んでる人も増えて、その中でその手の本もいろいろ読むようになりましたね。でも「動ポモ」は出た当初読んでるんだよなあ。大学生の時。そこから周辺に派生しなかったんだよね」



司会者「約10年間止まってたわけですね」

レジー「もったいない時間の過ごし方をした。学生の皆さんは本読んだ方がいいですよ」

司会者「今回のLifeの「文化的初体験」という内容で共感できた部分はありましたか」

レジー「ひとり映画って話題が出てきたんだけど、確かにそれって文化的初体験だなあと思いました」

司会者「初めて一人で映画館行ったのはいつですか」

レジー「たぶん高校上がる前の春休みだったと思うんですが、当時好きだった小説の「いちご同盟」が映画化されまして」

司会者「三田誠広さんの」



レジー「そう。一人で渋谷まで行きました。その足でHMVに寄ってジュディマリの「THE POWER SOURCE」を試聴したんですよ。そしたらそのときすごいセンチメンタルな気分になってたからかひどくうるさい音に聴こえて。それ以来一時的にジュディマリのイメージが悪くなりました」

司会者「とんだとばっちりだ」

レジー「あと映画絡みで言うと、これは友達と一緒に行った映画ですが「トレインスポッティング」ね」

司会者「はやりましたねあれ」

レジー「かっこよかったなあ。あそこで流れる「Born Slippy」ね。あの映画のポストカードいろいろ買って、部屋に貼ったり手帳に入れたりしてました。今で言う「モテキ」みたいな映画だったのかな。同時代の音楽がガンガンなってて」

司会者「ジュディマリやアンダーワールドの話がありましたが、音楽寄りの初体験話も何かあれば」

レジー「初めて行ったライブはラルクの武道館ですね。96年の夏か。ミスチルのチケットとりたくて電話してたらつながらなくて、同日発売だったラルクの特電に何となくかけてみたらつながったんですよ。当時は発売始まって1時間後でもまだチケット残ってた」

司会者「今では考えられないですね」

レジー「うん。もうちょっと今の趣味につながるようなライブで言うと、97年のSWEET LOVE SHOWERですかね。今みたいなフェス形式じゃなくて、日比谷の野音でやってました」

司会者「前座がマグースイムで、フラカン、Cocco、ホフディラン、サニーデイ、山崎まさよし、ミッシェルと。非常に豪華でしたね」

レジー「一緒に行った友人があれで人生が変わった的なことをいまだに言うくらいインパクトはあった。あ、あとその前にカーディガンズの来日公演にひとりで行ったんですよ。赤坂ブリッツ」

司会者「ひとりライブデビューですか」

レジー「今じゃひとりの方が多いからねえ。あとこの当時は小さいCD屋行って通ぶってました。宇田川町とか西新宿とか」

司会者「CD屋のロゴ入りの袋を集めてましたね」

レジー「この感覚を今10代とかの人に理解してもらうのは難しいかもしれないですね。かっこつけてアナログ買ったり。そうすると袋がでかいんですよ」

司会者「なんか涙ぐましい感じですね」

レジー「なんだかんだでパッケージ信仰から抜け出せないのはこういう体験をしてるからだと思う。一方でお金そんなないから何でも買うわけにもいかないので、ラジオからMDに録音してアーカイブを増やしてたわけですね。「ミュージックスクエア」を初めて聴いたときはすごくびっくりした。こんな良心的な番組があるのかと」

司会者「中村貴子さんですね」

レジー「あの時代音楽好きだった人の大半が通ってるはず。番組でやたら取り上げられてた「アニラジ」より共感性高いと思いますよ。あとはゆずのオールナイトニッポンで生ライブがあって、それも録音してました」

司会者「あの番組面白かったですよね。無駄にトライセラをいじったり」

レジー「メライセラね。何だったんだろうあれは。あと高校生のころはJ-WAVEにアクロスザビューって番組があって、ブリグリのトミーとかスガシカオとかが日替わりでDJやってたんですよ。平日の20時から22時くらいかな?勉強してるときはそれ流してましたね。何かあれも大人の世界に触れてる感あったな。J-WAVEには何らかの記号性を感じてしまうね」

司会者「掘るとどんどん出てきますね。以前渋谷系の話をやった時と同じような展開になってますが。一方でさっきもちょっと触れましたが、今回のLifeでは音楽の話は少なかったですね。特に90年代以降の話はアニメ系にずいぶん偏ってたような」

レジー「あれねえ。ここまで出したような固有名詞も全然出てこなくて残念でした。これはひとえに「90年代若者代表」みたいな位置づけになってた塚越健司さんの偏りによるところが大きいと思うんですが」

司会者「アニメとかの方にはすごく詳しい反面、音楽絡みの発言は少なかったですね」

レジー「この手の話はディティールが大事だと思ってるんですが、ちらっと出てきたモー娘。の話とか歌番組の話とか結構雑だったので何だかなあと感じてしまいました」

司会者「総じてこの世代でいわゆる「若手論壇」と言われるところに行ってる人たちって、昔からアニメとかそっちの文化に傾倒してた人の方が多い気が」

レジー「印象としてはそんな気がしますね。で、この偏りって、日本のポップカルチャーの変遷をたどるうえでかなりのバイアスになってると思うんですよ。ここで言ってもどこまで届くかわかりませんがどうしても言いたいことは、90年代半ばの中学生全員がエヴァを見てたわけじゃないし、「ドラゴンボール」とかそういう知名度ではないアニメに触れてる人は決して主流派ではなかったということです」

司会者「確かにほんの一部でしたね」

レジー「アニメという文化そのものの位置づけも今以上に「キモい」ってことになってたし、「けいおん!」がCutの表紙になるような時代とは全然状況が違うわけですよ。この辺の「ポップカルチャーにおける勢力図の変化」を考慮せず、「90年代の中学生はみんなエヴァに夢中になった」的な話を無邪気にしちゃうのはどうかなと」

司会者「別に「みんな」とは言ってない気が」

レジー「90年代の中学生にはエヴァよりミスチルの方がよっぽど影響を与えてますよ」

司会者「確かにみんな短冊シングル持ってましたからね。エヴァの比じゃない」

レジー「そういう時代状況への配慮を欠いた発言が言論シーン、そういう言葉があるかよくわからないけどこの界隈では多い気がするんだよね。たとえば「セカイ系とは何か ポスト・エヴァのオタク史」っていう前島賢さんの本。これすごく面白かったんだけど、90年代と今を「ポスト・エヴァ時代」として語るのは無理があると思うんですよ。「アニメ」とか「オタク」とかいうものに対する世間の受容性が違いすぎるわけで」



司会者「まあ確かに」

レジー「この方は僕と同世代で「ライトノベルに学生時代から傾倒」してたみたいなんですが、たぶんそれって当時は結構エッジの効いた人だったと思うんですよね。そういう文脈の提示なしに90年代と今の時代を接続して語るのは危ないんじゃないかなと」

司会者「それで言うと90年代の次の時代について書かれた宇野常寛さんの「ゼロ年代の想像力」でも音楽に関する記述は少ないですね」



レジー「そうですね。個人的には残念でした」

司会者「字数割かれてたのは映画「リンダリンダリンダ」絡みのブルーハーツ話くらいか」

レジー「あれもブルハ→パーランマウムで「脱臭」ってキーワードまで辿り付いたなら、そこから青春パンクブームとかフェスバブルといった「中身のない音楽」の話まで行くことで、より「音楽が社会から遠くなっている実態」、もっと言えば「この本に音楽ネタが少ない理由」を逆接的に示せたと思うんですよね。あと自分にとってのゼロ年代最重要グループのPerfumeについても言及がなく」

司会者「口コミとネット上の二次創作が契機でヒットとかわりと今っぽいのにね」

レジー「歌詞を見ても、メジャーデビュー3部作、特に「コンピューターシティ」「エレクトロワールド」の「キミとボクのセカイ」的歌詞からそれ以降の変遷は「セカイ」と「等身大」の関係性みたいな話に良い例だと思うんだけどなあ。あとは直近で言うと古市さんの本とか」

司会者「「絶望の国の幸福な若者たち」ですね」



レジー「ワンピースとハンカチ王子の話をしてそのまとめで引用するのが00年リリースの浜崎あゆみ「SEASONS」っていうアクロバティックな展開があるんだけど、同列で語るには時代がバラバラすぎますわな。00年って今ほど価値観が細分化されてないし、あゆもまだ「全方位型」のスターだったんですよね。この本で古市さんが提唱してる「ムラムラ」の時代とはヒットソングの受容のされ方が決定的に違ってるわけで、そういうところはもっと丁寧に扱った方がいいんじゃないかなあとか」

司会者「速水健朗さんとか佐々木敦さんとか音楽詳しいであろう方々もがっつり音楽について語ったりはしないですね」

レジー「速水さんは今度J-POP関連の方が出るそうなのですごく期待してます。佐々木さんも以前「ニッポンの思想」の続編的に「ニッポンの音楽」って出すとか言ってた気がするんだが、記憶違いだろうか。とりあえずLifeも久々にオザケンの回みたいな音楽ネタやってくれないかな。あれほんと何回も聞きましたよ」



司会者「磯部涼さんも出てたりして、音楽論と社会論が両方入ってて面白かったですよね。長くなってきたのでそろそろまとめたいのですが、最近「社会」「文化」を語る材料として音楽が挙がってこないのはもちろん論者の方の偏りもあるとは思うものの、実際問題として音楽のプレゼンスが落ちているという部分にも起因しているとも言えるんじゃないですか」

レジー「それは確かにそうなんですよね。もはや社会を表すものではなくなってるのかもしれない」

司会者「急に元気がなくなりましたね」

レジー「いや、ほんと音楽聴いてない人多いなーと思うことが最近よくあってね」

司会者「そうなると、語られないのも需要がないので仕方ないかなという感じでしょうか」

レジー「そういう側面があるのは事実だと思うんだけど、こういう時代だからこそ「音楽面白いよ」って話をしていきたいですよね。タコツボ化した話じゃなくて、いろんなシーンを横断するような。こういうこと言うと「洋楽聴いてないくせに」みたいなエアdisがまたある気がするけど、その辺のスタンスについては別途クリアにしたいなと。それは置いておくとして、ちょうど直近でも年間チャートがジャニーズとAKBで占拠されたみたいな話出てたけど、CDバブルの遺産でやってた業界が完全崩壊に向かう中でどんなことが起きるか、どんな音が鳴るかってのは面白い話だと思うんですよね。微力ながら、そういうワクワクする話を少しでも発信できればと思ってます」

司会者「決意表明したところで終わりましょう。では次回はどうしますか」

レジー「そうですね、さっきの洋楽話に行くか、もっと軽い話でパーソナルなネタをやるか。たぶん後者かな。ちょっと考えます」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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まとめ【私の音楽的初体験、つ】

レジー「「文化系トークラジオLife」の先月分「うれしはずかし文化的初体験」のポッドキャスト全部聞き終

  • 2012/11/23(金) 17:39:09 |
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