レジーのブログ(旧)

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アイドルと自意識、アイドルの自意識8 - ゆきりんとみいちゃんから考えるAKBの現在地

司会者「以前このブログでMARQUEEのアイドル特集について取り上げましたが、直近の号でも再びアイドル特集を展開しています。表紙は私立恵比寿中学です」



レジー「まだちゃんと読んでないんですが、前回茶々を入れたリード文では結構いいこと言ってるなあと思いました」

課題、いや次も見える。接触ゆえに現場主義な昨今、どうしても盛り上げる為に音楽もアッパー傾向。その沸点はアップアップガールズ(仮)の「UPPER ROCK」で達したはず。さらに浸透するにも、飽きさせない為にも急務なのは、ダイナミズム(押し引き)。必要なのはバラードにスロウダンスだ。

司会者「10月に見たイベントの感想とほぼかぶってますね」

レジー「「UPPER ROCK」が沸点なのかはわからんが、内容はおおむね同意ですね」

司会者「とは言いつつも、今の傾向に歯止めをかけるのはなかなか難しいですよね」

レジー「希望の光だったトマパイも止まっちゃったしね。で、グループアイドルではありませんが「アイドルポップス」というものを大きく見た時、こういう状況に対してゆきりんのソロが風穴を開けるのではないか、という期待をしていたわけですよ」

司会者「以前も「シンガーソングライター路線」にいくのでは?という話をしていましたね

レジー「この時にも触れたようにゆきりんはいつの間にか「AKBアート方面目配せ機能」を請け負っているわけで、最近でも中村佑介と2回目のコラボをしたり「ミエリーノ柏木」という「とりあえず実験的()なことやってみました」みたいな深夜ドラマに出たりしてます。そんな流れの中でソロ曲も何か仕掛けを入れてくるのかなと楽しみにしていました」

司会者「その結果がこれです」



レジー「なんだこの劣化版I wishみたいな曲は」

司会者「もうちょっとやり様があったんじゃないかという気がしますね」

レジー「これならフレキスでやりゃいいじゃん」

司会者「フレキスにしろゆきりんソロにしろ適度にださくないと落ち着かないからこれで良いなんて反応もありましたが」

レジー「まあ言ってることはわかります」

司会者「しかしAKBの派生作品もなかなか厳しい感じになってるんですかね。ある種「企画もの」だったとはいえ河西智美のソロも大して盛り上がらなかったし」

レジー「ちゃんと数字見てないから印象論だけど、まゆゆくらいじゃないか健闘してるのって」

司会者「ユニットに関してはメンバーの脱退とか地方グループとの兼務とかで難しくなってる部分もありますね」

レジー「Not yetなんて大島優子以外3人とも兼務だしどうなるんだろうか」

司会者「一方で地方グループは元気がいいわけで、派生ユニットの存在意義というものを考え直す時期にきてるのかもしれないですね」

レジー「そうねえ」

司会者「そんな中、初期メンバーで構成されていることもあり完全に「不動の3人」になっているグループとしてノースリーブスがありますが、新しいシングル「キリギリス人」がリリースされました」



レジー「ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が曲を作ってますね」

司会者「このタイミングでの起用ってのはスピード感がありますね」

レジー「そうですね。この人選については単にタイミングがいいってだけではなくて、すごく理に適ってるなあと思いました」

司会者「ほう」

レジー「このグループって、僕の中では「主要メンバーが組んでるユニット」って認識しかなくて曲もほとんどスルーしてたんですよ。何か一回テレビで見た曲が超絶ダサくて、あーこりゃ聴かなくていいなと思ったことがあって。ただあんまり聴かず嫌いするのあれかなと思って、ちょっと前の作品ではありますがアルバムを聴いてみました。そしたら」

司会者「90sJポップ感満載でしたね」



レジー「うん。歌謡ロックというか、たとえばAKBでいうと「言い訳Maybe」みたいなタイプの曲がいっぱいあって。こういう文脈でやってる人たちなら、ゴールデンボンバーの人が絡むってのはすごく必然性のあることだなあと。ナタリーの記事で「これまでのノースリーブスのイメージを打ち破る楽曲となっている」なんて書いてあったけど、完全に延長線上にある曲だと思うんだよね。で、注目すべきはカップリングに入ってるそれぞれのソロ曲なんですけど」

司会者「たかみな曲は小室哲哉、こじはる曲は石野卓球、みいちゃん曲は川本真琴が作ってます。特定世代の人たちにはたまらない人選ですね」

レジー「90s感ってところからこういう並びにできるってのが王者のやり方だなあと」

司会者「小室哲哉と石野卓球って並びが面白いですね」

レジー「卓球のwikiに載ってるこれね」

小室哲哉所有のフェラーリに、自身の性器をなすりつけ「ここから腐るぞ」と言った。

司会者「これほんとなんですかね」

レジー「なんか卓球がオールナイトニッポンで話して、小室哲哉もそれを聞いたとかそんな話らしいんですね。また聞きですけど」

司会者「この辺の話は2010年のkaikooで七尾旅人がネタにしてましたね」

レジー「ちょうど見に行ってたんですけど、「今から仲裁する」みたいな話で「I’m proud」と「虹」をメドレーでカバーするってのをやってました。あれ良かった」

司会者「そしてその2人に加えて川本真琴です」

レジー「川本真琴ライブ行ったなあ。97年の渋谷公会堂。当時高1の夏休み。懐かしい」

司会者「最初のアルバムが出た直後ですね」

レジー「「やきそばパン」って曲で本人がやきそばパンを投げる演出があって、僕の席の近くに飛んできたんですけど。一緒に行ってた友人が遠慮して隣の人に譲ったんだけど、そうやっていい人ぶったことを帰りにすごく後悔していた記憶があります」

司会者「あのアルバムは何気に名盤ですよね」



レジー「今でもたまに聴きますよ。で、みいちゃんソロ曲の「君に恋をした」なんですが、これは音源を貼っておこう」



司会者「うーん素敵」

レジー「これかなりいい曲なんじゃないかな。感激しました。興味ない方もぜひ一度聴いてみてください。歌詞に具体的な季節は出てこないけど、AKBの今年の桜ソング「So Long!」よりもよっぽど春らしいときめき感と切ない感じがあるよね」

司会者「てかゆきりんの曲とクオリティ違いすぎませんか」

レジー「うん。どうにもチープ感が否めないゆきりんの曲に対して、みいちゃんの曲には堅苦しくなり過ぎないかわいらしさと華やかさがあるよね。歌詞もそうですよ。ゆきりんがこの期に及んで幼馴染との恋みたいな愚にもつかないことを歌わされてるのに対して、「ロマンティックマジック」って印象的なフレーズを使いながら恋に振り回されてる感じを「適度に具体的、適度に抽象的」なバランスで表現して最後に「恋するより愛したい、切なさはいらないから温めあいたい」と告げるのがみいちゃんの曲」

司会者「絶望的な差を感じますね」

レジー「こっちの曲をゆきりんに歌わせてほしかったですねほんとに。川本真琴の曲でソロデビュー、とか今後のことを考えてもパーフェクトだったんだけど」

司会者「単純にこんないい歌がカップリングってのももったいないですしね」

レジー「ほんとそうですよ。とりあえず僕はこの先歌番組に出るであろうゆきりんを毎回がっかりしながら見てると思います」

司会者「わかりました。ぼちぼちまとめに入りますが、今回のノースリーブスのシングル、特にカップリング曲の展開について「いよいよAKBがサブカル方面の刈取りに入った」みたいな捉え方をしてる人もいるようですがそれについてはどうですか」

レジー「うーん、どうなんだろうね。さっき紹介したゆきりんの記事とかその前の記事で書いたように、AKBってすでに「そっち側の人たち」が反応するようなクリエイターを過去にも起用してるんですよね。だから今までもやってきたことが今回たまたまノースリーブスに寄せられたってだけのような気もします」

司会者「まあ確かにそうですね」

レジー「それを踏まえて今回の展開に新しい点があるとすると、今回こだわったクリエイターの人選が「ビジュアルに関わる人たち」じゃなくて「楽曲制作に関わる人たち」だったってこと」

司会者「確かに今まではアートディレクターとかPVの監督とかばっかりでしたね。いよいよAKBが音楽面での勝負をするのか」

レジー「ここからは100%僕の推測なんですけど、今回のノースリーブスの評判が良かったらこの手の展開が本格化するんじゃないかと思います」

司会者「ここは期待を込めての予測ですね」

レジー「そうですね。シーンを見渡すと、音楽を売りにしてるアイドルはなんだかんだで結構苦戦している。一方で、ももクロに顕著なヒャダイン型の詰め込み系ソングも出てきた当初に比べるとスタイルとして手垢がついてきてる。ハロプロ界隈は正直あんまよく知らないんだけど、おそらくあのあたりからがつっとメインストリームに浮上してきそうな感じも現状ではない」

司会者「以前書いた「AKBが保守本流を行き、その周辺で多様化が起こる」っていう構造自体がちょっと辛くなってきてる感じはありますよね。「周辺」での淘汰もさらに進むだろうし」

レジー「そういう中で、「単にベタなだけではない、でもわかりやすい素敵なアイドルポップスをやる」ってポジションが空いてるわけですよ。で、ここで以前も引用した秋元康の「月刊カドカワ」での発言を紹介したいんですけど」

僕がいちばん言われたい言葉っていうのはさ、“・・・・意外と、イイよねぇ~?”なんだよね(笑)

司会者「今のシーンは、「普通にいい歌」方向に振ると「意外といいよね」と言われやすい状況になっていると」

レジー「はい。で、作ってるのが今回のノースリーブスのカップリング群のような作家だと、「え、あんな人がAKBの曲書くんだ?」っていう「意外」感に寄与するわけです」

司会者「なるほど」

レジー「実際のところはたぶん秋元康はこんなこと考えてなくて、本当に「直感」なんだと思うんですよ。ただ、その「直感」を元にしたアウトプットがああいう90sオールスターズみたいなコンポーザーチームだったってのにはやっぱり何か意味があると思うんですよね。僕としてはAKBは見てて楽しいし好きな子もいっぱいいるけど、とにかく音楽が退屈なのが不満だったのでこういうのは大歓迎です」

司会者「ノースリーブスをこういうことやるユニットにするもよし、若手メンバーでこっち系を引き受けるユニットを作るもよし、もちろん本体でがっつりやるもよし、いろんな展開が考えられますね」

レジー「形式は何でもよいので、この流れを途切れさせないでほしいなと。今後のAKBのためにもなるし、アイドルシーンのためにもなるんじゃないかな。そのあたり引き続きウォッチしていきたいと思います」

司会者「わかりました。ではこの辺で終わりましょう。次回はどうしますか」

レジー「そうですねえ。またリスニング環境系の話がバズってたから絡めてもいいかなあ。現状ノープランなのでちょっと考えます」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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