レジーのブログ(旧)

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歴史が生まれた夜 TRICERATOPS 12-Bar "13" (2013/1/26 中野サンプラザ)

レジー「トライセラの中野サンプラザ公演に行ってきました」

司会者「2011年からやっている「12-BAR」という小会場でのアコースティックライブ企画の特別編ということで」

レジー「このシリーズの様子は動画がいろいろ落ちてるのでぜひ見てみてください。たとえばこんなのとか」



司会者「この動画はスガシカオと一緒にやってますけど、シークレットゲストがとにかく豪華なんですよね。ゆずからオカモトズ、松たか子まで」

レジー「このバンドの求心力というか、ミュージシャンからの信頼感みたいなものが見えるよね。で、今回の中野サンプラザでのライブもゲストとしてKAN、山崎まさよし、吉井和哉がアナウンスされていました」

司会者「このメンバーだけでいいライブになることは見えてましたよね」

レジー「うん。ただ、そういう期待を軽々と上回る凄まじいライブでしたよ。ざっくりした感想は直後にツイートしたので貼っておきます」













司会者「思わず買ってしまったってのはこれですね。このイベントのこれまでの様子を紹介する本と、「宿題曲」として演奏してきたカバー曲のCDがセットになったもの」



レジー「5000円と決して安くはないわけだけど、終演後とぶように売れてましたよ」

司会者「このCDに収録されている松田聖子「瞳はダイヤモンド」のカバーはライブでも演奏されました」

レジー「モータウン風味にしちゃうところがこのバンドらしいですね。「アコースティック」と一口に言うと何となくレイドバックした感じのものをイメージしがちだけど、トライセラはそういうところから完全に自由になってるよね」

司会者「むしろ破壊力が増していたのではとツイートしてましたが」

レジー「そうね。特に感じたのが本編ラストにやった「ロケットに乗って」なんだけどさ、あの特徴的なリフがアコギの音でとんでくる威力たるやすごかったよ。アコギでやる分、弦をアタックする感じとかそういうのがダイレクトに伝わってくる印象を受けました。もともと3ピースっていうごまかしの効かない編成でやってるわけだけど、それでアコースティックアレンジにするってのは「贅肉そぎ落とされた体をさらに絞る」みたいなトライだと思うんですよ。そんな状況でちゃんと音楽として成立させてる、それも見方によってはもっとハイレベルな境地に到達させている、ってのはほんとすごいと思うわ」

司会者「バンドとしての基礎体力が違う感じでしたね」

レジー「ほんとそうね。並大抵のことじゃないよ」

司会者「そこに加えて大物ゲストがばんばん出てくるんだから贅沢極まりないですね」

レジー「うん。それぞれのゲスト周りの話についてはロッキングオンのサイトでもレポートされてるので概要はこっちを見ていただければと思うんですけど、あれだけ本格的にすごい人たちが出てくるといろいろ感じる部分はあったね」

司会者「最初のゲストだったKANは謎のサンバ衣装で登場しましたね。「客席が見えなくなった!」「音の聴こえ方が変わった!」とメンバー大騒ぎしてました」

レジー「あの人こういうときよく変な衣装で出てくるよね。前J-WAVEのイベントで平井堅のゲストで出てきたときはバグパイプ抱えて出てきた覚えが」

司会者「目立ちたいんですかね」

レジー「いや、たぶん彼なりの照れ隠しだと思うんですよ。ああいう「才能ありすぎて恥ずかしいからわざと調子はずれのことをやる」みたいな人ってたまにいますよね。竹中直人とか。氣志團の翔やんにも同じにおいを感じます」

司会者「変な格好で出てきましたが、「世界でいちばん好きな人」は沁みましたね」



レジー「うん。何気にあの人の名曲率すごいと思うわ。もっと一般的に聴かれてもいいよね。コブクロよりはるかに泣けるし結婚式とかにもマッチするはず」

司会者「KANの次に出てきたのは山崎まさよしでしたが、1曲目は和田唱が最初ギターを置いてたので彼のギター1本でしたね」

レジー「和田唱も「まさよしさんと共演できていちギタリストとして嬉しい」みたいなこと言ってたけど、あの人のギターほんといいよね。「アコギ抱えた歌うたい」ってイメージが強いけど、本来は奥田民生和田唱の流れ、つまり「歌えるギターヒーロー」って文脈で語られるべきだと思います」

司会者「以前ロックインジャパンで見た時の3ピース編成すごかったですよね。もう10年以上前ですけど」

レジー「あれはフジのグリーンステージでも全然いける。で、次が吉井和哉。まず見た目がかっこよかった。しゅっとしてるし」

司会者「カリスマ性すごかったですね」

レジー「うん。声の伝達力もすごい。でかくて芯があって」

司会者「トライセラの「I GO WILD」の後にイエモンの「球根」が披露されました」

レジー「あれは迫力あったね。最初の話ともつながるけど、アコースティックバージョンであれだけパワーを出せるトライセラはほんとすごい。歌は言わずもがなですよ」

司会者「で、シークレットゲストで小田和正と」

レジー「これはマジで鳥肌が立った」

司会者「「FEVER」と「ラブストーリーは突然に」をやりました」

レジー「小田さん入ると即興で裏メロをつけてくれるのがいいよね」

司会者「トライセラのデビュー時にアルバムをヘビロテしてたなんて話も出ました」

レジー「佐野さんにも「ラズベリーは名曲!」って絶賛されたり、大御所に評価されるよね。何か「グッドオールドロックンロール」が日本に持ち込まれて、良さを残しつつ日本らしく咀嚼された!みたいな感じがするんだろうなと思いました」

司会者「和田唱が「クリスマスの約束」に出た縁でってことですよね」

レジー「最近マンネリを感じないわけでもないけど、あの番組が日本の音楽シーンにおいて果たしてる役割って結構でかいんだなあと改めて感じました。で、ゲストのパフォーマンスも含めて、このライブに通底してたのは「過剰なまでのサービス精神、コミュニケーションへの希求」だったと思います」

司会者「ゲスト絡みの演出ひとつ取っても凝ってましたね」

山崎まさよし
登場して「シラフの月」をプレイ→1曲で退場→和田「まさよしさんはツアー中で、今日もこれからライブがあるから・・・」→その後、MCの流れで林が「中野サンプラザ」を「サンプラザ中野」と言う→和田「これは責任とってもらわないと」→林ボーカルで爆風スランプの「RUNNER」を3人でプレイ→和田「すごい似てるね!俺もこれに負けないやつあるよ」→和田ボーカルで「セロリ」を3人でプレイ、ボーカル超似てる→「何がきっかけでどんなタイミングでまさよし帰ってきたの~」と歌いながら山崎まさよしステージに登場(実は口パクで本人が裏で歌っていた)

小田和正
メンバーが客席に感謝を述べる→林「言葉にできないね」→和田「ほんとそうだね。ちょっとやってみよう、即興だけど」→「言葉にできない」を演奏、客席に歌わせる→そのまま「FEVER」へ→真ん中に椅子とマイクがセットされる→(あれ、また吉井さんでも出てくるのかな?)→ステージ脇から小田和正走って登場


レジー「随所に和田唱の小芝居が入ってるのがえらい。で、小田さんのMCですごく考えさせられるものがあったんですけど。メモってないので厳密ではないですが、大意はこんな感じです」

和田君はMCがうまいから何だか懐かしい気持ちになる。昔はMCがうまい人しか売れなかった。俺は楽屋ではよく喋るんだけどMCは全然できなかった。

司会者「ほう」

レジー「このMCの後の「ラブストーリーは突然に」の最後、小田さんは歌いながら客席まで下りて目についたお客さんにマイク向けてワンフレーズ歌わせるみたいなことやってたんだけど。「クリスマスの約束」でもやってたし、たぶん定番パフォーマンスなんでしょう。別に今の小田さんがMC下手だとは全く思わないんだけど、彼なりのお客さんの楽しませ方なんですよねきっと」

司会者「歌だけじゃなくて、その日のステージ全体でお客さんを100%満足させるにはどうしたらいいのかってことを考えているってことですよね」

レジー「うん。で、その「お客さんを100%満足させるにはどうするか」ってのが徹底的に考えられた結果が今回のライブなんだなあと思いました。音楽面でも、その他の面でも。そういう意識があるからこそ、トライセラにはいろんなミュージシャンを引き付ける力があるんじゃないかなと」

司会者「和田唱がたまにMCで力入りすぎて空回りしそうになるときもありますが、あれもどうやったら楽しんでもらえるか?お客さんとつながれるか?をストイックに突き詰めてる結果なんですよね」

レジー「たまにテンパってる和田唱がエレカシ宮本に見える時があったんですよ。何かそういう「どうにかして伝えたい!」みたいな切迫感をすごい感じるよね。そういうものが「音楽への愛」と一緒に表出されていたのが昨日のライブだったと。本当に最高でした」

司会者「わかりました。ぼちぼち締めたいと思うのですが、何か言い残したことがあれば最後にお願いします」

レジー「そうですねえ。まああれだよね、15年選手がホストで大ベテランがゲストで出るライブでこんなことやられちゃったら若いバンドは立つ瀬ないよね」

司会者「先輩が元気なのもそれはそれでしんどいですよね」

レジー「ただ、昨日のライブはいろんなバンドが見習わないといけない点があったような気がします。さっきの小田さんのMCの話って、「音楽の実力で評価されるいい時代になった」ってポジティブな話じゃなくて、「喋りも含めて不特定多数を巻き込もう!という意思が薄れつつある」ってことなんじゃないかなと思うんですよ。「わかる人にわかればいい」が蔓延してるのでは、っていう問題提起にもなってるような気がして」

司会者「シーンがタコツボ化していく中で、もしかしたらそういう傾向はあるのかもしれないですね。その方がどう考えても楽ですし」

レジー「去年世界の終わりが「ENTERTAINMENT」ってタイトルのアルバムを出したことが過剰に評価されてるけど、ポップミュージックはいつの時代でもエンターテイメント以外の何物でもないわけで、あのアルバムへの評価はシーンにおける「人を楽しませよう」という気持ちの不足を逆説的に表してると思うんですよ。そんな状況において、「トライセラっていうほんとに実力のあるバンドが」「同じように、もしくはそれ以上に実力のあるミュージシャンと一緒に」「音楽を主軸にした形で」「さらにそれをどうやって伝えるかまで考え抜いた結果として」「究極のエンターテイメントを生み出した」ってのはものすごく大きいと思います。ほんと素晴らしかった。パッケージ化するかな」

司会者「広く見られるべきライブですよね」

レジー「うん。もしパッケージ化されなかったら、もうこれは残念でしたと言うしかないね。昨日のライブはマジで日本のポップミュージックの歴史に残ります。打ち上げの写真を見て確信しました」




司会者「ほんとそういうメンバーですもんねこれ」

レジー「「歴史」という面ではまだまだ英米には及ばないかもしれないけど日本にも積み重なってきてるものが徐々にあるから、こういう取り組みは今後も増えていくといいですね。正直この流れに連なる若いミュージシャンがあんまり思いつかないんだけど、ぜひ後に続いてほしいなあと思います。今月は七尾旅人、くるりと3回ライブ行ったけど全部大当たりだな。幸先良いです」

司会者「わかりました。では次回はどうしますか」

レジー「うーん、この前予告した最近バズってたブログの話をしようかと思いつつあんまりまとまってないんだよね。ちょっと考えさせてください」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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