レジーのブログ(旧)

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「音楽」と「クラブ」と「ダンス」、それから「夜」と「昼」の話

レジー「ちょっと旧聞に属する話になりましたが、先日Eテレでやってた宇野常寛さんのドキュメンタリーを見ました」

司会者「10°CAFEのイベントのシーンでちらっと見切れてませんでしたか」

レジー「なんかそんなような感じもしたね。あのとき初めて宇野さんにご挨拶して、「もっと怖そうな人想像してたけどいい人そうで安心した」と言われました。どんなイメージだったんだろう。しかし天下のNHK様が密着取材ですよ。もはや有名人ですね」

司会者「もうすぐ「文化系時評アーカイブス」、去年のコンテンツ回りに関するレビューや評論をまとめたものが発売になりますね」

レジー「剛力さんが表紙の前回のやつも購入しましたが、あまり明るくないジャンルについても取り上げられてる作品を眺めるだけで何となくの雰囲気がわかっていいですね」



司会者「前回の「音楽」ジャンルについては、他ジャンルが新録の座談会が掲載されている中、「夏休みの終わりに」に載っていた「今、音楽批評は何を語るべきか?」が再録されてるだけでした。弊ブログで何度か引用している座談会です」

レジー「あれは残念だったなあ」

司会者「今回は新たに座談会を収録したようですね」










レジー「面白そうなので楽しみに待ってます」

司会者「その宇野さんですが、明日深夜に放送される2月のLifeに出演されるようですね。テーマは「夜遊びのゆくえ」ということで、予告編もアップされています

レジー「今出てる「PLANETS Vol.8」でも「僕たちは〈夜の世界〉を生きている」なんていうテーゼを掲げてるし、それ以前からも「東京は夜遊びのバリエーションが少ない(たとえば香港と比較して)」みたいなことを発言してたからそれ関連ってことなんだろうね」



司会者「予告編でもちらっと出てましたが、風営法、クラブ規制の問題についても話がおよびそうなので普段Life聴かない音楽好きな方にも関連する内容かと」

レジー「僕はいつも通りポッドキャストで聴く予定。風営法問題は僕も含めてだけどもうちょっとちゃんと理解した方がいいよね。この前も有名ミュージシャンがものすごーく単純化したツイートを流して「またかよ」って感じで辟易したんですけど。とりあえず磯部涼さんの「踊ってはいけない国、日本」を読むのがいいと思います」



司会者「この内容についてライムスター宇多丸さんと語ったポッドキャストがあったのですが、番組の方針変更で過去アーカイブが削除されて聴けなくなってしまいました」

レジー「あれほんと困っちゃうよね。まあそれはいいや。磯部さんの本にこんな一節があるんですけど」

陰謀論めいたものも含め、無数の憶測を耳にしたが、正直、本当のところは分からない。というか、むしろ、様々な理由が絡み合っていると考えるのが妥当だろう。サブ・カルチャーがカウンター・カルチャーを気取るときに陥りがちなのが、分かりやすい“敵”を想定することで問題の本質を見失ってしまうことだ。現実はもっと複雑である。

司会者「ライムスター「The Choice Is Yours」の内容に通じる話ですね」



レジー「うん。この辺りはちゃんと自分で情報をとっていくしかないよね。で、Lifeの予告編で黒幕こと長谷川プロデューサーが言ってたことが印象的でした」

学生の頃、クラブに行って夜明けごろ朝出てくると都心のビル街も昼間とは全然違う風景になっている。この「大人たちのいない空間が広がっている感じ」「夜を生きる者、みたいな感じ」にうきうきするところがあった。

司会者「あー」

レジー「この感じはすごいわかるんですよ。喧騒から抜けて、まだ寝静まってる街に放り出される感じね。壊れたビニール傘が散らばっててカラスが飛んでるようなちょっとグロテスクな光景も妙に神聖に見えたりするんだよなあ」

司会者「クラブとか行ってるんですか」

レジー「いやー最近は全く行ってないですね。直近で行ったの何年前だろうって感じ。大学生のころ、特に1、2年生の時はたまに行ってました。初めて行ったのは大学入りたての5月の連休だったと思う」

司会者「渋谷のエイジアで定期的にやってた「BUZZ NIGHT」ですね」

レジー「高校の友達と2人で行って、一晩いてくたくたになって外に出たら似たような状況になってる同じ高校の友人がいて何とも言えない気持ちになった記憶があります」

司会者「まだ未成年ですよね」

レジー「うん。当時は大したIDチェックもなかったしゆるい時代だった。普通に酒も買えたし。2000年かあれ」

司会者「「BUZZ NIGHT」はその後何度か行きましたね」

レジー「当時はBUZZの熱心な読者だったからなあ。鹿野さんのDJ楽しかったよ。ロック系からダンスミュージックまで幅広く流してて」

司会者「鹿野さんDJはいろんなところで体験してますよね」

レジー「うん。新宿時代のリキッドでやってたLIVE JAPANは何度か行ったなあ。あれはオールナイトではないか。何か高円寺とか下北沢のイベントでも見た気がする」

司会者「そんな人を派手にディスって話題になるとは思いませんでしたね

レジー「そうねえ。この前ブックオフで昔のBUZZを買ったら、2001年1月号に鹿野さんがこんなこと書いてるの発見したんですよ」

秩序の中に偶然が生まれた瞬間。これはアートの本質であるとともに、LOVEの全てでもある

司会者「あれ?」

レジー「これはアンダーワールドについて書いた文章なんですけど、この内容ってアイドルにもまさにあてはまる話なのになーと思いながら読みました。「BUZZ NIGHT」でもアンダーワールドよくかかってた思い出がある」

司会者「当時は他にどんなのがかかってたんですか」

レジー「そうねえ。特に記憶に残ってるのはダフトパンクかなあ」

司会者「ワンモアタイムね」



レジー「うわーこれ懐かしいなあ。特にPV」

司会者「松本零士ですね」

レジー「この途中でブレイクするところがほんとかっこいい。これ入ってるアルバムは聴き込みましたよ。あとはサニーデイの「魔法」とか」



司会者「素敵」

レジー「この曲は「夜遊び」ってイメージとぴったりリンクしますわ。サニーデイの最後のシングルです」

司会者「スギウラムがプロデュースでクレジットされますが、スギウラムの曲も盛り上がるタイミングでよくかかってましたね」

レジー「そうね。この曲とか。何かアニメと組み合わせた動画しか発見できなかったんですけど気にしないでください」



司会者「ちょっと時代を感じる音ではありますがかっこいいですね」

レジー「うん。爆音でこういう音楽浴びてると何か自分が特別な存在になれたような気がしてたんだと思います」

司会者「クラブっていうと何か怖そうみたいなイメージの人もいそうですがそのあたりはどうですか」

レジー「箱やイベントによるんじゃないかなー。僕自身そういう「怖い経験」ってのはしたことないけど。ナンパするために行くみたいなところはまたちょっと違うんだろうけどね」

司会者「そういう浮ついた話はありましたか」

レジー「いやー全然ないですよ。前ここでも書いたけど、「一人でいる女の人に話しかけてたら実はその人がゲストDJで来てたロッキングオン兵庫さんの連れだったみたいでイベント終了後すごい睨まれた」くらいですねエピソードは」

司会者「ケンカにならなくて良かったですね」

レジー「あれは何かへこんだわ。そう言えばいつか忘れたけど「Getting Better」行ったとき「そのTシャツ可愛いね」って女の子に話しかけられたのをふいに思い出した。あれそういうやつだったのかな」

司会者「がっつきが足りないですね」

レジー「「知らない人と話す」っていうモードでクラブ行ってなかったからなんかめんどくさくなっちゃうんだよねきっと。でかい音楽鳴ってる空間で体揺らしてること自体が楽しかったから。で、「でかい音楽鳴ってる空間で体揺らすこと自体が楽しい」ってのがわりと本質的なことだよねっていう動画を最近見つけたんですけど。数年前のものですが」



司会者「これは」

レジー「おそらくこの子たちは「クラブカルチャー」なんて知らないだろうし「こういう場所にいる俺かっこいい」みたいな意識もないだろうし、それでもこういう環境に放り込まれると体が動き出しちゃう本能みたいなのを兼ね備えてる人たちが結構いるんだろうなあと思いました」

司会者「中には耳塞いで突っ立ってる子もいますけど」

レジー「そうね。だから「体が動き出しちゃう本能」を持ってる人もいれば「自然とネガな反応を示す本能」を持ってる人もいるんだなあと。ナイトクラブ規制の話も、突き詰めていくと「耳塞いで突っ立ってる」側の人たちの「理屈じゃない拒否反応」ってことかもしれないなあとか思いました」

司会者「誰かがこの動画について「これこそ為政者たちが恐れていることなのではないか」みたいなこと書いてましたね」

レジー「「化学反応みたいで何故か怖い」ってコメントがついてたんだけど、国を統治する人からすると「自分たちが拠って立つものとは全く異なる論理」で「人々が勝手に集まって体を動かしている」って時点で脅威を感じるものなのかもしれないよね。だからと言って規制していいかってのはもちろん全く別の話です」

司会者「最近だとダイノジも「キッズジャイアン」なんてイベントをやっているようですね」

レジー「これすごいいいよねえ。ちゃんとショー仕立てにして子どもでも楽しめるように、つまり「耳塞いで突っ立っちゃう」子を作らないように工夫してるわけで。しかしこの前のブログ記事もそうだけど、「音楽が今置かれている状況を受け止めていろんなことにトライする」ってことを一番やってるのがダイノジ大谷さんなんじゃないかと思うわ。頭が下がります」

司会者「ほんとそうですね。ぼちぼちまとめに入りたいのですが、そもそも最近の音楽好きな若い人ってクラブとか行くんですかねえ」

レジー「どうなんだろうね。そもそも「音楽好きな若い人」が減ってるだろうし。ジャンル別の細分化みたいなことはどんどん進んでるだろうから、元気なイベントももちろんあるんだろうけど。でね、僕大学入りたての5月にBUZZ NIGHT行ったってさっき書きましたけど、これって高校生のころから「大学入ったらクラブとか行ってみたい!」って思ってたからなんですよ」

司会者「なんか「かっこいい音楽があるかっこいい大人の遊び場」みたいなイメージはありましたよね」

レジー「うん。「ずっと音楽が流れてる」とか「ライブじゃなくてDJ」とか「音楽好きな人が集まって爆音の中で踊る」とかいくつかキーワードがあって。で、こういうのっていまや「クラブ」じゃなくて「フェス」が提供するものになっているような気がするんですよ」

司会者「あーなるほど。「高校出たらクラブ行きたい!」が「高校出たら夏フェス行きたい!」に置き換わってるんだ」

レジー「そういう側面ってあるんじゃないかなあと。で、フェスはオールナイトのものもありますけど多くは朝から夜まで、つまり「昼」に行われるものですよね。音楽がフィジカルに発信される象徴的な記号が「夜」から「昼」に移り変わったと。ちょうど磯部さんの本でも引用されてたキックザカンクルーの「GOOD TIME!」って曲があって、これさっきあげた曲と同じくらいの時期のもので結構好きなんですけど、こんな歌詞がありまして」

万華鏡みたいなミラーボールが月の代わり 
太陽のない国の灯り




司会者「今は逆に「太陽がミラーボールの代わり」ってのがシーンの風景なんでしょうね」

レジー「そうね。それを「開かれた場所に解放された」と捉えるのか、「お行儀の良い世界に引っ張り出されてしまった」と捉えるのか、それはその人の音楽に対する価値観や距離感によりますね。ここはどっちも善し悪しある話だと思うので、結論は読んでいただけた方に投げかける感じで終わりたいと思います」

司会者「わかりました。では次回はどうしますか」

レジー「そうですね、ちょっと次回にやるかは分かんないんですが、最近の音楽シーンの環境について説明してるであろう本がいくつか出るみたいで」




  


司会者「「ソーシャル化する音楽」は目次見る限りかなり読みごたえありそうですね

レジー「そのあたりについて取り上げる準備をしていきたいと思います。別のネタは随時」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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