レジーのブログ(旧)

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【第3回】あの1023円で何が買えたか? -もはや誰も顧みない90sJ-POPを勝手に供養する-

司会者「7月ということで上半期ベスト的なブログ記事やツイートが多数出てますね」

レジー「ね。僕自身は聴き漏れ多いと思うので、去年みたいに年末にまとめてやる予定です

司会者「何か印象に残ってる作品はありますか」

レジー「そうねえ。なんかあんまりみんな言ってないと思うんだけど、秦基博の『Signed POP』超いいよ」





司会者「今年の1月に出たアルバムです」

レジー「この人もあんまりいろんなジャーナリズムの俎上に乗らない感じあるよね。ユニゾン問題と同じものを感じる。あと今年の上期の自分的に大きなことで言うと、いわゆるインディーシーンと呼ばれるようなところに首突っ込み始めたことかしら」

司会者「先日のインディーファンクラブにも行きましたね」

レジー「うん。なつやすみバンドが最高すぎた。まあこの人たちは去年のアルバムも聴いてたから今年出会ったわけじゃないけど」

司会者「新曲も良いですよね」



レジー「これねえ。この前もやってたけど最高でしょ。それで言うと同じくインディーファンクラブで見た嫁入りランドとプロポーズのこの曲も超良かった」



司会者「この界隈は掘り始めるとキリがないですね」

レジー「そうなんだよね。こっち系は詳しい人のおすすめを待ちたい。で、そんな詳しい人の筆頭でもあるオギワラさんが以前レコメンドしていたホシナトオルさんのアルバムを上期はよく聴きました」







司会者「バンドキャンプからフリーでダウンロードできます」

レジー「これ皆さん聴いた方がいいですよ。オギワラさんも書いてるけどスピッツとかくるりとか、あとはサニーデイとかもそうかもだけど、それ系の日本語でメロディー大事にしながらロックをやってる人たちが好きな人は特に。個人的には3曲目の『ゼロフリー』と9曲目の『寝ても覚めても』が好きです」





司会者「そんなホシナさんですが弊ブログを読んでくださってるとのこと」

レジー「ありがとうございます。世代もほぼ同じなので一度ちゃんとお話ししてみたいです。で、以前「あの1023円で何が買えたか-もはや誰も顧みない90sJ-POPを勝手に供養する-」の2回目をアップした際にこんな反応をいただきまして」




司会者「オセロケッツね」

レジー「というわけで、今回の本題はこのシリーズの第3回です。企画の趣旨を改めて確認しておくと、アマゾンを巡回して「1円で買える90年代半ば~後半デビューのさして売れなかった人たち」のCDを3作品発見して回収(送料340円×3枚、総計1023円)→その中身について自分の思い出も交えて話をする、というものです。今回はホシナさんのご意見を参考にこの3枚でやります」

90s33.jpg


司会者「これは」

レジー「この組み合わせでなるほど!と思う方はなかなかのJ-POPマニア、もしくはこのブログの超ヘビーリーダーですね。それでは早速行ってみましょう」


オセロケッツ『MADE IN STUDIO』





司会者「まずはそのオセロケッツからですね。97年にメジャーデビュー、このアルバムは99年リリースの2作目です」

レジー「なんかまだ活動してるのかな」

司会者「一応「解散」という記述はwikiにはなかったですね。公式サイトは昨年のライブ告知で止まってますが」

レジー「この人らも例によってミュージックスクエアで知ったんだと思う」

司会者「結構タイアップとったりしてましたよね」

レジー「車のCMソングとかやってた気がする」

司会者「『ミリオンボーイ』ですね」



レジー「「ミリオン」ってねえ。大して売れてないのに」

司会者「ミリオンセラー時代における皮肉というか自虐というか」

レジー「そういう観点で見ると、何かすごい皮肉っぽいバンドだったんだね。このアルバムタイトルもふざけてるし、同じように『THIS IS VIDEO』っていう作品も出してるみたいだし。冒頭に紹介した『恋愛』も、ラブソング全盛時代に対するメッセージにもなってるような気もするなあ」

私もテレビでは 恋愛モンなんかみて
取り残されないように メモをとってる

誰かを好きにならなくちゃ
誰かに好きって言わなくちゃ
あせりの中もがいて

誰かを好きになりたくて
本当は好きになれなくて
でも一人がいちばんイヤなの

司会者「今のSNS時代を予見しているかのような」

レジー「ね。なんか愉快犯というか。基本的にはボーカルの森山さんがほとんどの作詞作曲を手掛けてるんだけど、この人も氣志團の翔やんとか竹中直人みたいな「才能ありすぎて恥ずかしいからふざけちゃうタイプの人」なのかなあと」

司会者「音そのものはいかがでしたか」

レジー「一番の感想は、意外とストリングスが入ってない!ってことですかね。以前も指摘しましたがこの時代のバンドものってとりあえずいろんな音かぶせとけって風潮が結構あったと思うんだけど、オセロケッツはバンドサウンド主体で一貫してるね。90年代のUKのシーン、ブリットポップとか言われてたあたりのギターバンドをイメージしてたんじゃないかなと思います」


SMILE『SMILE-GO-ROUND』





司会者「続いてはスマイルです。95年メジャーデビュー、同年に出した1枚目のアルバムですね」

レジー「たぶんこの企画を始めた時にかなり多くの人が思い浮かべたバンドの一つなんじゃないかと」

司会者「「ポストミスチル」的な人たちの最右翼という感じの位置づけでしたね」

レジー「Mステにも出たね確か。『明日の行方』は学校でも流行ってたなあ。今聴いてもいい歌。今30歳越えくらいのJ-POP好きの隠れアンセムだと思いますよ」

司会者「Mステ動画がありました」



レジー「おお。素晴らしい」

司会者「ちなみにこのアルバムのジャケットはオアシスを意識していたそうですね。wiki情報ですが」

レジー「これね」

definitely.jpg


司会者「シチュエーションは同じですね」

レジー「まあ確かにって感じではある。でも音はオアシスっていうよりもミスチルですよね」

司会者「なるほど」

レジー「これリリース95年でしょ、なんかちょうど1年前に出た『Atomic Heart』っぽいところが随所にある。具体的に言うと、あのアルバムで『ラブコネクション』と『クラスメイト』が同居してる感じというか。そういう振れ幅を見せておくってのが一つの常套手段だったのかなあ」

司会者「スマイルは2000年末に活動を休止、その後浅田さんはソロ活動やプロデュース活動を行っています」

レジー「最近のソロ音源初めて聴いたけど変わらないよねいい意味で

司会者「あとは高橋優のプロデュースなども行っています」

レジー「恥ずかしながらこれ全然知らなかった」

司会者「『福笑い』のアレンジも浅田さんですね」



レジー「これわかったときはあーこの記事書いて良かった!と思った。そりゃこの曲好きなわけだわ」


坂本サトル『終わらない歌』





司会者「最後は坂本サトルです。91年にジガーズサンというバンドでデビュー、その後98年からソロ活動を始めています。このアルバムは2000年3月にリリースされたソロとしてのファーストアルバムです」

レジー「いろんなところで地道に弾き語りライブやってじわじわ評判を呼んで、それをテレビが取り上げて、そこから再メジャーデビューと。なんか草の根で広がる感じというか、トップダウンじゃなくてボトムアップで広がっていった感じが90年代後半の話だけど今時っぽいですね。森山直太朗の『さくら』のプロモーションもこの人のやり方を意識してたんじゃないかなーとか思った」

司会者「再び注目されるきっかけとなったのが冒頭で紹介した『天使達の歌』です」

レジー「これは『うたばん』ですね。僕最初に見たのはMステだった気がする。弾き語り感動した。でもねえ、このアルバムに入ってるのはなんと弾き語りバージョンではない」

司会者「そうなんですか」

レジー「これはがっかりしてしまいましたよ。いや、ここに入ってるバンドアレンジの方も民生の『The STANDARD』みたいな骨太なかっこよさがあっていいんですけど。とにかく弾き語りの印象が強かったからちょっと拍子抜けでした」

司会者「アルバム全体も、弾き語りシンガーという感じではなくてバンドサウンドが中心になってますね」

レジー「そもそもがバンドでやってた人だし、弾き語りはあくまでも手段としてって感じだったのかな。でもその後弾き語りライブアルバムとか出してるんだよね。そっちも聴いてみようかしら。あとこの方は小田和正作品にも関わってるそうで」

司会者「『キラキラ』にコーラスで参加してます」

レジー「意外なつながりがあるんだねえ。あと絶対外せないのは、ここ数年のアイドルシーンにおける超重要曲、ドロシーリトルハッピーの『デモサヨナラ』を作ってるんですよね」



司会者「ドロシーは坂本サトルプロデュースで彼のレーベルからデビューしてます」

レジー「やっぱり才能があったんだよなあ。で、このまままとめに入っていきたいんですけど」

司会者「はい」

レジー「ドロシーも高橋優もそうだけど、今の時代にそれなりに存在意義を持ってる人たちの後ろを「音楽業界全盛時代に活動してたけど、メインステージには上がらなかった人たち」が支えてるっていうのは僕としてはほんとうに感慨深いことですね」

司会者「彼らのやってたことは間違いじゃなかったんだ、みたいな気持ちになりますね」

レジー「うん。以前このブログで「結局この辺のシーンの人たちって日本の音楽シーンには何の影響も与えてないよね」みたいなことを書いたんだけど、これは見識違いも甚だしかった」

司会者「全然そんなことないですね」

レジー「90年代って音楽業界がバブルで、「だからこそ引っ張り上げられた才能」と「だからこそ引っ張り上げられなかった才能」がそれぞれあったんだよねきっと。で、後者の人たちが、10年くらい経ってちょっと違う立場からその才能を発揮していると。とても喜ばしいことです」

司会者「なるほど。とは言え、プレーヤーとしても前に出てきてほしいですよねえ」

レジー「そうなんだよね。で、ここから今回この3枚を取り上げた理由ってことになるんですけど。今日紹介したオセロケッツの森山公一、スマイルの浅田信一、坂本サトル、この3人で浅森坂というユニットを組んでるんですよ。これは以前も一度紹介しましたね」



司会者「これ超名曲ですよね」

レジー「やばいよねこれ。そしてPVでふざけちゃう感じがなんとも90年代っぽい。07年にこの曲が入ったアルバムが出てるんだけどタワレコで試聴して即買いしたわ。改めてCDの帯を見たら結構大仰なことが書いてあったので一部抜粋します」



初のレコーディング作品となる今作も全ての曲を完全共作。それぞれのファンが最も喜ぶであろう、3人のキャリアの最高級のメロディと詞が凝縮された歌心たっぷりの心温まる作品。CSNY、ニールヤング&クレイジーホース、バーズ、R.E.M、ティーンエイジファンクラブ、マシュースイート、ゴールデンスモッグなどを想起させる、アコースティックな、そしてエレクトリックな響きとうた、コーラスワークを大切にした、骨太で、雄大で、繊細で、そしてノスタルジックでありながら未来をしっかりと見据えたロックアルバム。1+1+1=??? 奇跡の化学反応。

司会者「力入ってる」

レジー「いや、でもほんとこのアルバム傑作なんだよ。ここにいろんなアーティストの名前出てるけど、ピンときた人は聴いてもらいたいですね。知らなかったんだけどゴールデンスモッグとか確かに近い」



司会者「なるほど」

レジー「浅森坂は一回見てみたかったんだけど、もうライブやらないんだろうなあこの3人で。まあでもこのアルバムはこの先も聴き続けるだろうし、こういう作品を残してくれただけでもと思わないとね。というわけで今回はこんな感じで」

司会者「わかりました。この企画も3回目を迎えましたがやってていかがですか」

レジー「いろいろ発見があるよねやっぱり。「縦」の視点で物事を見るってのは重要なんだなあと改めて感じますわ」

司会者「また然るべきタイミングでやりたいですね。では次回はどうしますか」

レジー「んー、そうね、ちょっと考えるので未定で」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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