レジーのブログ(旧)

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ぼくとおんがくざっしのおもいで、そしてこれから+電子書籍の宣伝

レジー「こんなのが出ました。僕も関わってます」



司会者「なんか売れてるらしいですよ」

レジー「キンドル本の音楽部門1位ってのの規模感がよくわかんないんだけど、何事も1位ってのはいいことだ」

司会者「中身を簡単に説明していただけると」

レジー「批評家の宇野常寛さんがやってる雑誌『PLANETS』関連の音楽シーン総括鼎談の再録2本に加えて、新規コンテンツとして僕のインタビューが載ってます。1万字超」

司会者「結構なボリューム」

レジー「タイトルが「『音楽ブログ』から考える、ネット時代の音楽批評」っていう結構いかついものなんですが、基本的には「ぼくとブログ」「ぼくとロキノン」みたいな話をしてるので特に難しい内容でもないと思います。このブログ読んでいただいてる方には面白いと思いますので、良ければぜひ。キンドル端末持ってなくても、スマホに無料アプリ入れれば読めます」

司会者「なんか裏話とかありますか」

レジー「進行の都合上、原稿の直しをひたちなかでやってたんですよ」

司会者「へえ」

レジー「ホテルにレンタルパソコンがあるって話だったからそれ頼りに行ったら超古いPCで、共用だからなのかオフィスソフトが普通には使えないやつで。何かめんどくさそうだったので仕方ないからヤフーメールのブラウザに直接打ち込んで初日の夜と2日目の夜で直して、3日目の朝でよし完成した送ろうと思ってた矢先にリッチテキストからの変換かなんかで変なところをクリックしてしまったようで、全てのテキストが吹っ飛びました。あれは手が震えた」

司会者「それでどうしたんですか」

レジー「もう脳内バックアップでリカバー作業ですよ。大体4時間ちょっとかけてた作業を2時間くらいで何とか修復しました」

司会者「それで3日目は出発が遅くなったんですね」




レジー「カランコロンを断念しました。この前のやついフェスのときみたいにせんせいに骨抜きにされたかったんだけど。そんな犠牲を払ってリリースされたのがこの電子書籍なので、皆様ぜひよろしくお願いします」

司会者「立ち読みができないので、中身を軽くお見せしておきましょうか」

レジー「そうですね。冒頭部だけちらっと」

――レジーさんのブログは、その独特の読みやすい文体と、既存の音楽雑誌の記事と違って広告主との関係に縛られない自由な論評に新鮮味があって支持されていると思います。
 まずはレジーさんがこれまで読者として音楽批評に接してきて、どういった部分に魅力を感じ、またどういった部分に問題意識を持ってブログを執筆されているのかを教えてください。

レジー 僕は中高生のときから『ロッキング・オン』、『ロッキング・オン・ジャパン』や『ミュージック・マガジン』などの音楽雑誌を読んでいたんですが、その当時は特に「批評」というものを意識していたわけではなくて、今ではよく批判の槍玉に挙がる音楽雑誌独特の文体なり考え方なりにけっこう染まっていたんですよ。
 
――そういった音楽雑誌の記事は、今では「煽り過ぎなんじゃないか」とよく言われますが、その当時から現実とメディアのあいだに乖離があったんでしょうか。

レジー うーん……。自分がリテラシーがなかっただけかもしれないけど、その当時はあんまり感じなかったですね。昔は雑誌で「革命だ!」って言われて「そっか、革命なんだ!」と無邪気に受け取っていました。それが、年月が経って自分がたくさんの音楽を聴いてリテラシーが蓄積された結果そういう語り口に騙されなくなったのか、それとも音楽シーン自体がつまらなくなっているのに語り口や文体は昔のままだから「ズレてるなー」と感じるのか、正直どっちなのかよくわからないですね。

――レジーさんが音楽批評がつまらなくなっていったと思う時期っていつぐらいからですか?


司会者「これくらいですかね見せられるのは」

レジー「全部公開できず恐縮ですが、続きもぜひよろしくお願いします」

司会者「ここで音楽雑誌の話が出てきましてが、ちょうど最近クロスビートが休刊するという大きなニュースが飛び込んできました」

レジー「これ結構インパクトデカいよなあ」

司会者「読んでましたか」

レジー「いや、僕自身は洋楽聴いてた高校生当時もロッキングオン派だったので。この宇野維正さんの文章に詳しいけど、確かに「ロッキングオン買った後にそれでも買いたかったら買う雑誌」だったな。あとクロスビートだけじゃなくて、ARENA37℃も休刊なんでしょ

司会者「ワッツイン、パチパチの件から立て続けにきてますね」

レジー「うん。いろいろ岐路なんだよねきっと。最近自分のルーツを話すような機会が多かったんだけど、改めて考えると音楽雑誌って自分にとってすごく大事なものだったんだなあと実感しましたわ」

司会者「先ほどのキンドル本では洋邦のロッキングオンとミュージックマガジンという話が出ていますが、最初から読んでたのはそのあたりなんですか」

レジー「初めて買った音楽雑誌はワッツインです。中学2年生くらいかなあ。95年ごろ。CDデータ派とワッツイン派がいた気がする」

司会者「ミリオンセラー時代のど真ん中ですね」

レジー「ちょうどマキタスポーツのアルバムに『1995 J-POP』って曲があって、この時代のことを歌ってるんですが。この前のMUSICAのレビューでも書いたんですが、これ聴いたらほんと泣けてきて。なんか音楽本気で聴き始めたころの記憶がフラッシュバックしたんだろうね」





司会者「フルでは聴けないのかこのPV」

レジー「できれば最後まで聴いてもらいたい。ワッツインパチパチ休刊について調べてたら2ちゃんまとめにこんなコメントがあったよ

373: 名無しさん@恐縮です 2013/04/08(月) 16:05:24.26 ID:j63PFMbU0
バウンスない地方だからワッツインエスは重宝してた

380: 名無しさん@恐縮です 2013/04/08(月) 16:14:54.84 ID:Ak4wI6cS0
ワッツインのCDセルフライナーノーツを切り取って、そのCDのブックレットに挟んでた


司会者「これは世代あるあるかもですね」

レジー「僕も切り取ってCDに挟んでたわ。あとワッツインエスも読んでたよ。「バウンスない地方」ではなかったけど」

司会者「邦楽中心のワッツインに対して、洋楽邦楽どちらも扱う感じの雑誌でした」

レジー「あれすごくいい雑誌だったと思うんだよなあ。ああいうバランス感のメディアが今求められてるような気もするんだけど。90年代半ばにスウェディッシュポップのブームがあって僕結構それにはまってたんですけど、ワッツインエスはその辺わりとカバーしてくれてた気がするんだよね。カーディガンズやクラウドベリージャムはもちろん、ソフィーセルマーニとかパインフォレストクランチとか出てた気がする」





司会者「爽やかですね」

レジー「結局僕のDNAはこの辺なんですよ。トマパイが好きででんぱ組が苦手ってのもこのときに接した音楽の嗜好で説明できます。話戻すと、そんなふうにワッツインエスなんかも頼りに徐々に洋楽も聴き始めて。このあたりでオアシスに出会ったりしてるわけだけど」

司会者「時代を感じますね」

レジー「ねえ。で、もうちょっと堅い文章も読んでみたいなと思うようになってきて手に取ったのがミュージックマガジンでした。これも洋邦どっちも載ってたからってのと、インタビュー記事だけじゃなくて解説記事とかディスクガイドっぽい特集があったのが良かった。初めて買った号はアラニスモリセットが表紙だったね。96年とかか」



司会者「懐かしい」

レジー「こう考えると当時は外国の音楽も普通に聴いてたんだよなあ」

司会者「なかなかロッキングオンが出てきませんね」

レジー「たまに買ってたとは思うんだけど、ファーストチョイスではなかったね。どこで切り替わったんだろう。たぶん98年ごろだろうか。豊洲でやったフジに行って、そのライブレポートが載ってる雑誌を片っ端から買ったんですよ。その流れでロッキングオンもロッキングオンジャパンもクロスビートも他にもなんかいろいろ買って。そういうのがあって、気がついたらロッキングオンとロッキングオンジャパンを毎月買うようになってた」

司会者「ちょうど日本のロックもざわざわし始めたころですね」

レジー「そうそう。その辺の話もキンドル本ではしてます。毎月RO社の雑誌2冊買って、隔月で出てたBUZZも買ってたからトータルで年間30冊買ってたんだよね」

司会者「活字量多い雑誌ですけど全部読んでたんですか」

レジー「いや、さすがに一字一句読んでたわけではないかも。でも、最近って雑誌買うと一部の特集だけ見てあとは放置しちゃうことも結構あるんだけど、当時はそんなことはなくてわりと全ページ見てた気がするなあ。この頃に買ってたBUZZは今まで自分が接してきた音楽雑誌の中で一番面白かったと思っている」

司会者「結構ブックオフで売ってますよね」

レジー「見つけたら回収したりしてます」

BUZZ.jpg

司会者「リアルタイムのシーンの話と音楽の歴史の話をシームレスにしていた印象があります」

レジー「うん。扱ってるジャンルも広かったし、単なる作品論にとどまらない奥行きがあった。コラムページも超充実してたし。この30冊に加えてクロスビートとかスヌーザーも気になった時に買ってたなあ。98、99年くらいが人生で一番雑誌読んでた時期かも。最近はさすがにピンポイントでしか買わないもんね。定期的に買ってる雑誌というもの自体がない。雑誌じゃないけどエルゴラくらいか」

司会者「ちなみに音楽雑誌以外だと特にどういう雑誌読んでましたか」

レジー「そうねえ。そういや最近『グラビア美少女の時代』って本を読みまして」



司会者「ヤンジャンのグラビア撮ってる細野晋司さんの写真をネタにいろんな方が論考を書いてる本です」

レジー「僕世代的に広末涼子の洗礼を受けてるんで、そういう意味でヤンジャンのグラビアは自分にとって影響でかいですね。ああいう思春期的世界観は今でも好きだしこれからも逃れられないだろうなという意味で。もうちょっと論考的な話で言うと、広告批評でしょうか」

司会者「休刊してしまいましたね」

レジー「正直最近の音楽雑誌の休刊よりもあの時の方がよっぽど悲しかった。読み始めたの大学生になってからだけど、毎号買ってた。引っ越しとかでほとんど捨てちゃったんだけど、この2冊はなんとなくとってあります」

koukokuhihyou.jpg

司会者「スマップのが2002年10月号、宮崎あおいのが2008年10月号です」

レジー「スマップのやつは自分の人生にかなり大きな影響を与えてますね。当時まだ売出し中って感じだった佐藤可士和と多田琢の対談が載ってたりして、スマップというプロジェクトをいろんな角度から説明してて。コミュニケーションというものを考えるきっかけになりました。宮崎あおいのは写真がただただ可愛いかったので」

司会者「わかりました。ここまで主に音楽雑誌との接触遍歴についてやってきましたが、昔話ばかりしてても仕方ないのでこの先どうなるのかみたいな話もあれば」

レジー「僕自身雑誌作りに関わってきたわけでもないし、雑誌というメディアがどうなっていくのかって話は正直よくわからないんだよね。受け手としての実感だけで言うと、そもそも「紙媒体」というもの自体が基本的にはなくなっていく方向には進むんじゃないでしょうか。ただ、そのスパンが5年なのか20年なのか50年なのかはちょっとよくわからないです」

司会者「なるほど」

レジー「電子書籍ってまだまだ抵抗ある人多いような気もするし、僕もわりと最近までそうだったんだけど、たとえばキンドル一度使ってしまうとこの便利さからは逃れられないと思うんですよ。MDウォークマン使ってた人がiPodに移行したときと同じような話で」

司会者「軽めの本をサクサク読むにはキンドルって素晴らしいツールですよね」

レジー「電車の中でも片手で読めるしね。ただ、「雑誌的な発想のメディア」ってのはこの先もなくならないはずだしニーズはあるんじゃないかなと。ちょうどこの前「紙の編集という呪縛 ~紙のウェブ化ではない新しいかたちとは?~」っていう面白い文章を読んだんですが、紙vsウェブみたいな小さい話ではなくて、「情報を魅力的に伝達する」という視点に立った時にどういうことができるかって観点から必要な媒体を選ぶ、って話ですよね。その根底にある「情報の取捨選択と伝え方の検討」みたいな話は、ナマの情報が膨大にありすぎる今のような時代だからこそますます重要になってくるのかなと」

司会者「この記事には雑誌を中心にイベントやウェブなど他の媒体と連動して情報を発信するKINFOLKというメディアが紹介されています」

レジー「恥ずかしながら知りませんでした。しかしこう考えると、フェスやってTシャツ売って、って広げていってるRO社はなんだかんだで今のメディア環境をどうサバイブしていくか考えている感じはあるよね」

司会者「確かに」

レジー「で、一方で、ウェブの草の根から出てきたものが「メディア」として機能していくような現状もあるわけで。HI-HI-WHOOPEEとかはがっつり音楽聴いてる人たちにとってある種のポータルとして機能してると思うんですよ。あとちょうど正式公開になった正直リスナーも面白そう」

司会者「国分純平さんと渡辺裕也さん中心に、4人の方がアルバム評を点数付きでアップしています」

レジー「これだって普通に商業媒体でも書くような人たちがこういうことやってるわけで、こういうの軌道に乗り出したらほんと音楽雑誌なんていらなくなるよね少なくともリスナーにとっては。以前菊地成孔非公式botで見たこの発言がすごく印象に残ってて。正確なソースは知らないんですが」




司会者「うーん」

レジー「まあ「音楽を伝えることを商売にする」のは大変な時代になってるのは間違いないけど、やりようによってはまだまだ開拓できる領域のある分野だと思います。そういう意味では刺激的な時代ではないでしょうか。ただやっぱり思うのは、ウェブ上のディープな音楽言論空間っていわゆるJ-POPとかロキノン系とかそういう音楽が俎上に乗りづらいんだよね」

司会者「日本の音楽を扱う場合でもインディー寄りのものが多いですね」

レジー「J-POPとかロキノン系とか「ある層から見ればバカにされがち」な音楽、この区分けの話は以前も一度取り上げましたけど、そういうのが本気で好きで、発信意欲があって、かつ書く力もある人ってのがあんまりいないのかなあ。この辺の領域ってこれまでは何となく商業媒体の牙城だった気がするんだけど、その構造が崩れつつあるってことだとも思うので、僕としてはそこのスペースを埋めていければと思っています。長くなってきたので今回はそんな感じで」

司会者「わかりました。次回はどうしますか」

レジー「最近アイドル回りで面白い曲ちょこちょこ出てきてるからその辺の話やるかも。ちょっと考えまーす」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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