レジーのブログ(旧)

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the chef cooks me『回転体』から考える、リスナー(というか僕)を取り巻く「先入観」の話

レジー「先日oono yuukiとbonobosのライブに行ってきました」

司会者「渋谷のWWWですね」

レジー「なんかおしゃれ女子が多かった気がしたけど気のせいかな」

司会者「そうですか」

レジー「出演バンドのタイプによってかわいい女の子率って明らかに違うよね。過去に一番あれ?って思ったのは2年前にひたちなかのウィングテントでヤノカミ見た時で、妙にかわいい子が多かった記憶がある」

司会者「はあ」

レジー「あと何となくのイメージだけど、ボウディーズのファンってロキノン界隈のバンドの中ではかわいい子多そう」

司会者「あんまり深掘りすると危険なネタだと思うので話戻したいんですが、ライブ自体はどうでしたか」

レジー「oono yuukiは4月にセバスチャンXのイベントで見て以来2回目で、そのときは野外だったのでライブハウスで見たのは初めてでした。屋内だとより濃密な感じになるね」



司会者「独特の雰囲気がありますよね」

レジー「基本はインストだし結構混沌とした音を出すんだけどちゃんとメロディアスなんだよなあ。すごくIQの高い音楽だと思いました。クセになるね」

司会者「今年はアラバキにも出てたんですね」

レジー「ね。知らなかった。この手のインディー系の人たちってどうしてもスモールサークル内で評価された先の展開がわかりづらかったりするから、そういう大型フェスに出たりするのはすごくいいと思います。で、もう一つのbonobosも全体的に雰囲気良かったんですけど、3曲目っていう序盤に『THANK YOU FOR THE MUSIC』が炸裂しまして」



司会者「いつ聴いても名曲です」

レジー「個人的にはそこがハイライトでした」

司会者「bonobos見るの久々でしたね」

レジー「うん。さっき貼った動画がカウントダウンジャパンの0708なんだけど、あのとき以来だな。てか実は最近活動全然追えてないです」

司会者「今考えるとロッキングオンのイベントに出てたってのも何か不思議ですね」

レジー「今だったら絶対出なさそうだよね。それこそ昔はひたちなかにクラムボンとかポラリスが出てたからその感じで考えるとわかるんだけど、今はそういう流れ断絶してるもんね(追記:bonobosに関しては、カウントダウンジャパンには最近も出ているとの指摘をいただきました)」

司会者「確かに」

レジー「たとえばクラムボンって昔はJAPAN本誌にも出てたし、そのあたりの読者層とも地続きなバンドだったイメージだけど今じゃ全く違う場所にいるわけで。そういう感じでポジションが変わっていく話はたにみやんさんのブログでまとまってるのでそちらも合わせて参照ください」

司会者「先日見たbonobosにせよクラムボンにせよ、その手のバンドがJAPAN的な磁場から離れていく過程で「邦ロック・ロキノン系」みたいな蔑称が生まれてきたんですかね。だんだん多様性が失われてきて、似たようなバンドが寄り集まっているだけのような風潮になってきたというか」

レジー「そういう傾向はあると思う。ただ、そんな感じでざっくり捉えてるといかんなあと最近よく思いますわ。こっちで勝手に「あーはいはいロキノンっぽいギターバンドね」みたいに思って素通りしてたバンドが実は「え、全然違うじゃん!」ってケースが結構ある気がする。と言うのも、最近出たthe chef cooks meのアルバムがすごい良くて」

司会者「『回転体』ですね」





レジー「今年のひたちなかでパークステージ通りがかった時に、何か楽しそうだなあと思ってちょろっと立ち寄ったんですよ。そしたらめちゃくちゃ良くて」

司会者「全然「よくあるギターバンド」じゃなかったですね」

レジー「うん。大所帯バンドなんだけど適度に肩の力が抜けてる感じね。個人的にはこういう感じの音が今すごくジャストです」

司会者「最初にoono yuukiの話を出しましたが、その界隈を聴いてる人たちも気に入りそうな音ですよね」

レジー「そうそう。すでに指摘してる人もいるけど、なんかceroとか片想いとか、そういう人たちとの親和性を感じた」





司会者「なるほど」

レジー「あと1曲目『流転する世界』のコーラスはクチロロの『合唱曲スカイツリー』からとってるよね」



司会者「つながりがあるんですかね」

レジー「シェフってこれまでほんとに全く追ってないからどことどういうつながりがあるかとか全然わからないんだけど、こういう引用元とか近しいであろう他のバンドの話とかすると自分の先入観がいかに間違ってたかってのがはっきりしますな」

司会者「なんでそういう先入観を持ってたんでしょうか」

レジー「うーん。なんでだろうか。ほんと大したことない話だと思いますよ。横文字組み合わせたバンド名がそれっぽいとかそういうレベル」

司会者「あー」

レジー「あと今回の作品で言うとアジカンのゴッチがプロデュースするって前情報もあったじゃないですか。それも先入観をより強固なものにした気がする。「あ、やっぱなんか最近たまにあるアジカンワナビーの人たちなのね」みたいな」

司会者「実際そういうバンドもいっぱいいますからねえ」

レジー「まあそうなんだけど、シェフに関してはそういうのとあまりにも違いすぎて何だかこちらが申し訳ない気持ちになった。でね、僕はまだこうやって誤解が解けたからいいんですよ。でも、それこそさっき挙げたceroとか片想いとか好きな人たちがシェフの存在をちゃんと認識してるのか、その人たちに今回のアルバムを手に取るためのきっかけが提供されてるかというと全然そうなってない気もするんですよ」

司会者「「アジカン」「ゴッチ」みたいなキーワードが入ってる時点で自分向けじゃないと思う人たちも多いでしょうしね」

レジー「今年のナノムゲンサーキットにceroとかスカートとか出るってなったときに何かざわざわしてる感じがあったと思うんだけど、前ブログでも取り上げた通り「あっち側/こっち側」で判断してる人からするとそういうチームで作られてるって時点で「けっ」ってなっちゃったりするんだろうなあ」

司会者「もったいないですね」

レジー「ほんとそう思うわ。でもあんまり人のこと言えないんだよね。僕自身もこの手の「どうせ○○でしょ」って感じで聴いてなくて、あとで聴いて「しまった!」ってなってるケースわりとあるので」

司会者「贖罪のためにここで紹介しておきましょう」

レジー「そうですね。僕が「どうせ○○でしょ」ってなるパターンは大きくは2つあって。1つはさっきのシェフと同じケース、「はいはい、よくあるロキノンっぽい退屈なギターバンドでしょ」ってやつ。あともう1つが、「あーわかった、なんかエアジャム崩れの子供向けメロコアバンドね」って感じの誤解です。仮に「ロキノン勘違い」と「メロコア勘違い」と名付けておきます」

司会者「はい」

レジー「で、1つ目の「ロキノン勘違い」ですが、自分の中での筆頭はPeople In The Boxね」



司会者「全然退屈じゃないですね」

レジー「去年出た『Ave Materia』を初めて聴いたんですけどマジでびっくりした。ギターバンドはギターバンドだったけど、こんなに繊細で複雑なことやってるとは知らなかった」



司会者「作品ごとにだいぶコンセプトが違うみたいですね」

レジー「今度のアルバムは全部の曲が1つのトラックになってるんでしょ。凄まじいよね。たぶんピープルに関しては昔JAPANのニューカマーのページで認知したからそのイメージから勝手にラべリングしてたんだよなあ。で、「メロコア勘違い」だったのがOGRE YOU ASSHOLEね」



司会者「これも勘違い甚だしいですね」

レジー「もうなんかハイスタの劣化版みたいなやつ想像してたから」

司会者「完全にバンド名のイメージじゃないですか」

レジー「ほんと恥ずかしい。オウガは去年カウントダウンジャパンで見たけどすごかったな。ちょっと意味が分からなかった。あと他の「メロコア勘違い」で言うとCOMEBACK MY DAUGHTERSか」



司会者「この人たちはPIZZA OF DEATHだからまあ勘違いしやすいと言えば勘違いしやすいですね」

レジー「09年のサンセットライブ行ったとき、会場着いたら一番近いステージでこの人らがやってて、さっき紹介した曲を演奏してたんですよ。おーいい曲だななんてバンドだろと思って確認したらCBMDで。「え?こんな大人な音出すバンドなの?」と。ギャップでかすぎて衝撃でしたわ」

司会者「「ロキノン」にせよ「エアジャム/メロコア」にせよ、思考停止を誘発するワードってありますよね」

レジー「うん。僕の場合はこの2つが「いつもの感じね、はいはい勝手にやってちょうだい」って思いがちなやつなんだけど、人によって他にもいろいろあると思うんだよね。この手のバイアスとどう付き合っていくかってのは豊かなリスナー人生を送るためにはなかなか重要な課題だと思うよ」

司会者「具体的には何をすればそういうバイアスから自由になれるんでしょうか」

レジー「んー、何か「自由になる」というよりは「そういうバイアスがあることを自分で理解する」ってことのような気がするけどね。で、そこに入りそうなアーティストに出会ったらちゃんと実態を確認する」

司会者「そういう地道な話でしかないですかね」

レジー「「ほんとに自分が思ってるような感じの曲なのか?」ってのはネットで一瞬で確認できるわけで、結局はその手の積み重ねの気がする。あとは偶然の出会いを大事にするみたいなのはあるよね。僕の中では「フェス」と「誰かのレコメンド」がポイントだと思ってます。さっき言ってたバンドの誤解が解けたのも、基本的にはこのどっちかだもんね」

司会者「確かに」

レジー「フェスについては行ったら初めて見るバンドを意識的に予定に入れてみるとか、通りがかりで気になったステージに行ってみるとかね。僕がシェフと出会えたのははまさにこれだから。あとはフェス終わった後にまとめてテレビで放送したりするじゃないですか。そのときに知らないバンドについてちらっとだけでも見てみるとか」

司会者「それでだいぶ違いますよね」

レジー「僕の例だと、2011年のひたちなかのWOWOWの放送ざーっと見てる時に初めてワンオクのライブ見て「あ、意外とちゃんとしてるバンドなのか」って知りました。もう1つの「誰かのレコメンド」で言うと、一般論にはなるけどリアルの友人にせよウェブ上での信頼できる人にせよそういう情報源を複数持っとくみたいな話はあるよね。で、人から勧められたアーティストは少なくともYouTubeで1曲は必ず聴くようにするとか」

司会者「この辺は「偶然の出会いをメディアとしてどう演出するのか」みたいな話につながってきますね」

レジー「うん。この前書いた音楽雑誌話とも関連するかもだけど、ウェブ中心の情報摂取になると、ここだ!って思ったポイントについてぐーっと掘り下げていくことは簡単な反面、その隣にある面白いことってのにはやっぱり気がつきにくくなるよね。ここは例によって「別に気がつかなくても好きなのだけ聴いてりゃいいじゃん」ってスタンスの人が登場すると思うんだけど、これについては「でも今は気がついていない隣の島に、もっともっと好きになるものが隠れてるかもしれないよ」って話だと思ってます。まあこの辺の「ウェブのタコツボ化」問題は、ツイッターのタイムラインの作り方ちょっと意識するだけである程度は解決すると思うけどね。あとはそこに流れてくる情報、たとえば名前は何となく知ってるけど曲は聴いたことのない人たちの新曲のYouTubeリンクが流れてきたとして、それにアクセスするかどうかっていう気持ちの話になってきちゃうわけで」

司会者「意外とそこにハードルがありますよね」

レジー「まあ実際はそうだよね。でももしかしたらその先に未知の出会いがあるかもしれない。その方が楽しいよ、としか言えない部分ではあるけど。結局好奇心をどこまで持てるかって話に尽きますよ」

司会者「わかりました。最終的には心構え系の話になりましたが、こんな感じでいいですかね」

レジー「そうね。一番言いたかったのはシェフのアルバムすごく良いよってことなので、ぜひ聴いてみてください」

司会者「では次回はどうしますか」

レジー「前からちょこちょこ書いてるけど、たぶんサンセットライブのことやると思います。いやー今年も楽しかった。そういう話ができれば」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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