レジーのブログ(旧)

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「アイドルブーム」を経て「かわいくて楽しい」が正義になった

レジー「cakesの連載「Perfumeとは「無重力アイドル」である」が無事全3回公開されました。読んでいただいた方ありがとうございました」

司会者「おつかれさまでした」

レジー「いやはや、ほんと大変でしたが無事日の目を見て良かったです」

司会者「アクセスも好調だったようで」

レジー「実数はまだちゃんと把握してないんだけど、デイリーだとホリエモンに次いでアクセス2位とかになってた」

司会者「ホリエモンの次ってすごいですね」

レジー「ね。しばらくそのネタ宣伝していこう。で、今回は最初にその連載のアウトテイクを載せたいなと。あの連載、ほんとは前編中編後編のあとに『LEVEL3』のディスクレビューをつけるはずだったんですよ」

司会者「そうなんですか」

レジー「レビュー自体はできてたんだけど、ちょっと行き違いがあって結局最終の原稿には載せなかったんだよね。せっかく書いたのでそれをここで公開させていただきます。もうあのアルバム出てから結構時間経ってるので今さら感はあるのだが。それではどうぞ」

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Perfume『LEVEL3』

「かわいくてかっこいい」を同時に突き詰めるとこうなる





Perfumeの最新作『LEVEL3』の発売から、1か月以上が経過した。多くの雑誌の表紙を飾り、また様々なテレビ番組に出演するなど、グループとしての露出の多かった発売前後の期間をファンとしてとても楽しく過ごした。チャートでも当然のようにウィークリー1位を獲得し、Perfume人気がいまだ盤石であることが証明される結果となった。

『LEVEL3』購入後、何度なくこのアルバムを通して聴いた。「ドームでのライブを想定して作ったアルバム」というだけあってステージ映えしそうな曲が多く、パフォーマンスを見るのが本当に楽しみになってくる。ただ、そういった「単純に楽しい、かっこいい」という感触以上に自分が感じたのは、「これは今のPerfumeが出すべきアルバムとしてふさわしい作品だ」という圧倒的な説得力である。

本人たちもインタビューで語っている通り、今作は「フロア対応のダンスアルバム」である。より「聴き手に踊ることを要求するような」アレンジにチューンナップされた既発曲が立て続けに迫ってくる冒頭の展開だけでも、このアルバムが提供する音楽体験のインパクトの大きさを存分に体験できる。特に、『Magic of Love』に新たに加えられたイントロ(シングルバージョンにはイントロがなく、3人の歌いだし一発で始まる)を初めて聴いたときには深夜の自宅で思わず大きな声をあげてしまった。あーちゃんの言葉を借りれば「メロディアスかつドラマチックに変身した」この曲、イントロのフレーズがそのままボーカルのメロディと絡み合っていく展開はいつ聴いても気持ちが一気に高揚する。それゆえに次の『Clockwork』の抑制の効いたトラックが余計に心地よく響くわけで、思わず「中田ヤスタカいい仕事してるなあ」なんて上から目線の感想が口をついてしまう。

アルバムの中盤以降も、「とにかく盛り上がろう」というシンプルな歌詞とそのメッセージをそのまま音にしたかのような強烈なビートで構成された『Party Maker』や、「3人の声を単なる素材として使う」という贅沢な手法を駆使した『Sleeping Beauty』から海外展開におけるシンボル的な楽曲となっている『Spending all my time』へ続く流れなど、「ダンスアルバム」としての見せ場は随所にやってくる。もちろんこれらの楽曲もアルバムの聴きどころの一つではあるのだが、個人的には『Party Maker』からメロウな『ふりかえるといるよ』を挟んで続く『ポイント』『だいじょばない』の2連打をアルバムのハイライトとして推したい。それぞれシングルのカップリング曲としてリリースされていたこの2曲の流れには「強迫的な音でフロアをアッパーに盛り上げる」だけではないPerfumeの魅力、女性らしい繊細さやかわいらしさが詰まっていて、アルバム全体における重要なスパイスとなっている。





「ダンスアルバム」としての強度と女性らしいしなやかさの共存。今作の完成度は、前々作『⊿』でのダンス方面へのアプローチと前作『JPN』における等身大のPerfumeの魅力の伝達、それぞれに向き合ったからこそ生まれたものであり、彼女たちのディスコグラフィの流れで考えれば「今のPerfumeが鳴らすべき音」としてジャストである。そして「日本の女性としての良さを残しつつグローバル仕様のダンスミュージックで勝負する」という現在の路線は、彼女たちの世界戦略においてもその成果を最大化するための最適なアウトプットと言えるだろう。すでに各国の配信チャートでも好成績を収め、さらにはフィジカルでのリリース要望が殺到しているというのはその証拠として充分である。海の向こうでも着実に増えつつあるPerfumeの魅力に感染する人々に、このアルバムをライブで初めて体験できるのは日本だということを力いっぱい自慢したい。
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司会者「アルバムに続いて、新曲『Sweet Refrain』が早速リリースされます」



レジー「これ踊ってる長澤まさみかわいかったなあ」

司会者「「都市伝説の女」のエンディングですね。もう動画は削除されちゃったんでしょうか」

レジー「僕は放送されたの録画したからね。永久保存版ですわ」

司会者「cakesの原稿では「今のアイドルブームのきっかけを作った存在」としてのPerfumeにスポットを当てましたね」

レジー「特に前編ではそういう話をしました。そういや最近「アイドルブーム」的な言説が一時期に比べて減った気がするんだけどどうなんだろう」

司会者「殊更に持ち上げるようなムードは過ぎ去ったんですかね」

レジー「夏のロックインジャパンに続いてカウントダウンジャパンでもアイドルたくさん出るの発表されたけど、まあ既定路線だもんね。この辺りの流れはこちらの記事をお読みいただければ

司会者「前田あっちゃんの出演くらいですかね想定外だったのは」

レジー「さすがにびっくりしたけど、あれは「アイドル枠」っていうよりは「女優枠」で考えた方がいいと思うんですよ」




司会者「なるほど」

レジー「余談ですが2011年にgalaxias!で出た柴咲コウ超かわいかったよ」



司会者「見せ方を知ってますよね」

レジー「うん。そんなに前で見てたわけじゃないのにかわいさが伝わってきた。話戻すと、今年は「ポストアイドル戦国時代」なんて言われ方もしたけど、アイドルというものがブームから定着に向かっていく1年だったのかなあとか思いました」

司会者「「あまちゃん」もありましたしね」

レジー「そうそう、もう何か今「ご当地アイドル」とかってものが普通に認識されてるわけじゃないですか。NHKで毎朝あんなの見せられてたらそりゃ定着するよね」

司会者「そもそもはご当地アイドルとして出てきたNegiccoも今年は支持基盤を広げました」

レジー「そうね。アルバムも良かったし、ともすれば「使い捨て」みたいなこともあり得るアイドル界隈で長期戦を経て人気が出たのは素晴らしいなあと思いました。で、肌感覚でいうと、アイドルってもの自体が物珍しくてとりあえず盛り上がっちゃうみたいなムードはもう終わったんじゃないかな。「アイドル聴いてる俺かっこいい」的なやつもさすがにもうワークしないでしょ。まだいるのかなそういう人」

司会者「ただ普通に良いものは良いって感じで受け入れられていく感じになるといいですね」

レジー「バンドものだっていいものがあれば悪いものもあるわけで、まあそういう当たり前の状況に向かっていくだろうし、その中で淘汰も進んでいくんじゃないかなあとも思います。で、ちょっと最近気になってるのは、「アイドルブーム」みたいなものがあったことによってその周辺にも影響が出ているんじゃないかなと。たとえばちょうどtofubeatsがメジャーデビューしましたけど、彼の注目度の高まりの要因の一つとしてアイドルシーンにおけるポジションの確立ってのはかなり大きいと思うんですよ」

司会者「リリスクのアルバム素晴らしかったですね」



レジー「それもそうだし、マルチネと女子流の絡みだったりとかもね」

司会者「メジャーデビュー盤では森高千里とコラボしてます」





レジー「これも流れとして完璧だなあと。森高千里って、「アイドル」の概念を拡張した存在でもあると思うんですよ。楽器もやって曲も作って、でもアイドル的なスター性は手放さなかった人。そういうある意味では「歴史上の人物」なわけで、そんな人を今のシーンのキーパーソンであるtofubeatsが担ぎ出して作ったこの曲ってのはなんか「アイドルブーム」への「トドメ」みたいな感じがしたなあ。一回区切りを作ってしまったような気が」

司会者「なるほど」

レジー「あとちょっと違う切り口でいうと、アイドルの一番根源的な素晴らしさって「女の子たちが歌って踊ってるのは可愛くて楽しい」みたいなプリミティブなところだと思うんですけど、わりとそういう快感原則に忠実というか、そういうの衒いなくやっちゃう感じがアイドル以外のところでもぽこぽこ出てきてるような気がするんですよね。僕最近Shiggy Jr.の『Saturday night to Sunday morning』がもう死ぬほど好きで毎日聴いてるんですけど」





司会者「ツイートしまくってますよね」

レジー「宣伝せずにはいられない。この方たちのルーツとか全然知らないんだけど、これも「アイドルブーム以降の音」って感じがするんだよね。なんかアイドルブームを通過したaiko、みたいな」

司会者「あー」

レジー「個人的な印象として、こういう「とにかくポップで可愛くて楽しい」みたいな音って、渋谷系的なギターポップが消費されつくしたあと一時下火になってた気がするんだけど、アイドルが流行る中でこういう感じの音が見直された側面があるんじゃないかなと思うんだよね。どうなんだろうか」

司会者「そういう文脈のピークポイントとして去年トマパイのアルバムがあったとも言えるんですかね」



レジー「ねえ。で、アイドルからちょっとずれてアニメ周辺を見ると声優の人たちのそういう音のアルバムが出てたり。僕は花澤香菜しか聴けてないんですけど。あと『ドラマチックマーケットライド』も今年でしょ。これいい歌だよなあ」



司会者「インスタントシトロンの片岡知子さんの作曲です」



レジー「アニメ周りは完全素人なので迂闊なことは言えないんですが、アイドルとかアニメとかある種「周縁」とされていたジャンルでの動きが「本流」のポップスシーンに影響を与えてる部分がすごくあるんじゃないかなあと。まあもはや「周縁」も「本流」もクソもないってことなのかもしれないけど。最近すごく評判の良い住所不定無職のアルバムなんか、こういう流れが全部合わさったところにある作品なんじゃないかと思う」





司会者「メンバーがハロプロ好きだったりするみたいですね

レジー「なんかそうやっていろんな鉱脈がつながってて面白いなあと思います」

司会者「ではぼちぼちまとめていただきたいのですが。Perfumeの話から「アイドルブーム」が残した影響みたいなものについて話してきました」

レジー「そうですね、ここまでの解釈が妥当かわからんけど僕の中では一本の線できれいにつながってるんだよなー。共感してもらえる人がいたら嬉しいです。で、僕がアイドル好きなのって、もちろん女の子が好きってのもあるけどやっぱり「楽しいポップソング」が多いからなんですよ。そういう魅力が、ジャンルの壁を飛び越えてどんどん広がっていったらいいなあと思います。あ、住所不定無職については竹内正太郎さんのアルバムレビューが超かっこよかったのでぜひ読んでみてください。今回はこんな感じで」

司会者「わかりました。では次回はどうしますか」

レジー「次はちょっと特別編になりますね。近々予告があると思いますのでしばしお待ちください」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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